空気読めない?2020/07/29

月齢8.4 月出13:53 月没00:00 2020/07/29 17:55撮影
私がASDであることは、「このブログについて」の欄に高機能自閉症と記載している通りなのだが、ASDの人は、よく周囲から「空気が読めない」と思われているらしい。

しばらく前になるが、TVで「空気が読める人と読めない人の差」というのをやっていた。
空気が読めないって何なのだろう。私自身は読めているつもりだし、ASDではなさそうな人が全然空気読もうとしない場面にもよく出会う。空気読めるも読めないも、個人差じゃないの?
気になるので番組を見たら、空気が読めないっていうことは次の4点だと言っていた。

① タイミングが読めない……帰ろうとしているのに質問する、ラインで終わりの合図を出しているのに止めない、など
② 人との距離が読めない……親しくもないのにお土産を欲しがる、親しくもないのに話に入ってくる、など
③ 相手の気持ちが読めない……自分の興味ある話しかしない、自分より年上が居るのに自分なんてオバサンなどと言うなど
④ 場の流れが読めない……場を盛り上げるより自分優先、結婚式で花嫁より派手、など

私の思っていた「空気が読めない」とは少し違っていた。TVでやっていた例は、「空気が読めない」というよりも「自己中心的」なだけのように私には思えたけれど、どうなんだろう。

私は空気を読める。読み過ぎる。
新米教員だった頃、先輩教員に助言を求めたくて、先輩職員の姿を目で追って声を掛けるタイミングを探すのだが、いつも忙しそうにしていたから声を掛けることが出来なかった。空気読めなかったら、構わずに声を掛けたはず。
トラブルにより夜遅くまで大人数で居残りしなければならない時、たまに管理職が差し入れをしてくれることがあったが、率先してお茶の準備をしたりしていた。空気読めなかったら、自分から手伝ったりしなかったはず。
以前の記事にも書いたけれど、大学生の頃、コンパで場を盛り上げなければと、何も芸が無かったので、飲めない焼酎の一気飲みで場を盛り上げた。
空気読んだのに、対処を間違って失敗したこともあるけれど、ものすごく空気は読んでいた、読む努力はしていた、と思う。

でも、ある時、そんな自分に疲れてしまった。
空気読み過ぎて声が掛けられなかったのに、「遅すぎる相談ならしないほうがマシ」とまで言われてしまった。先輩先生が「忙しいから声掛けるな的空気」をまとっていたから声を掛けられなかったのに。「いつでも相談してくれていいよ空気」をまとってくれてなきゃ相談したくても出来ないよ。

それに、女子は、気遣いが出来て当然だと思われる。
さっとお茶を出す。黙ってさっと茶碗を洗って片付ける。毎日花瓶の水を替える。テーブルを拭く。宴会ではお酌に立つ。皆の分まで料理を取り分ける。ビールが足りなくなる前に補充に立つ……どうして女子だけにそれが当然のように求められるのか。
私もやっていたよ。そうしなきゃいけないと察して。
ちゃんと察すること出来ていたよ。
でも、すごく気を使って疲れてしまう。ああ、もう「よく気が付く女子」だと思われなくていいや、と思った。
もちろん、目の前に料理の大皿があれば、欲しいかどうか訊いた上で取り分けるし、テーブルが汚れていればサッと拭く。でも、必要以上には気を使わないことにした。

どうして他の女子は、さも当たり前のように、宴会が始まるとサッと上司や男性職員のお酌に立つのか。どうして頼まれもしないのに、全員の分の料理を取り分けるのか。どうして、ビール瓶が空く前にどんどん入れ替えるのか。どうして、コップが空く前にどんどんお酌しなくてはいけないのか。

そういえば、家庭でもそうだよね。お客さんが来ると、お父さんとお客さんにお酒や料理を作ったり運んだりで、お母さんは座る暇もない。片づけるのもお母さんだけ。お父さんもお客さんも、当のお母さんも、それが当たり前だと思っていたようだ。外国では違うらしいよね。一緒に準備して一緒にもてなして、一緒に片づける。

日本の女子は大変だよね。男子なら、若い新人でも座っていて何も言われないのに、女子は座っていると気が利かないと思われる。
みんな、そんなに気を使って疲れるでしょう? 嫌じゃないの?
ずっと、そう思っていた。

最近になって気が付いた。
ああ、そうか、他の人達は、そんなに気負わなくても、一生懸命に周りに目を配らなくても、自然にそれができるのか。
頑張って周囲の状況を一生懸命に情報収集して、こういう時にはああするんだったな、言われてからするんじゃ遅くて、言われる前に……そんな風に考えて行動していた私とは、全然違うのだなって。

女は3人寄ると姦(かしま)しい、というらしい。
世間話や噂話、恋バナ、芸能人の話、おしゃべりが大好きならしい。
私は、小学生の頃から、下級生には慕われたし上級生には可愛がられたけれど、同級生とは難しかった。それはASDに有りがちな特徴だと最近知った。
そう、みんなは自然に出来るのね、世間話や噂話や女子が好きな話を。
私が一生懸命に話の流れや相手の表情を読んで、考えて考えてすることが、考えなくてもすんなり出来るのね。

私は子供の頃から、外出するとすごく疲れていた。まだそういう意識はなかったけれど、大人になっては、人に会うだけですごく疲れるのだと気が付いた。
私が通院した精神科の主治医は、「外出に慣れれば疲れなくなるでしょう」と言うので、「いえ、現役で働いていた頃からなので」と答えた。発達障害の専門医ではなくて認知症の専門医だったからね。慣れて普通になれるなら、大人のASDは居ないよね。

ASDの人を、「空気が読めない」と安易に責めないで欲しい。
ASDの人は、本当は人一倍の努力をしている。努力が的外れに終わってしまうこともあるけれど、決して自己中心的なわけではない。

もともと、人はみんなそれぞれ違って当たり前。他人も自分と同じように感じたり考えたりして当然と思い、そうでない人を「空気が読めない」と排斥するのは正しくない。
違いを認め合えば、健常者と障害者なんて区別する必要も無いのにと思う。

梅雨明けはしたけれど2020/07/28

月齢7.4 2020/07/28 20:30自宅ベランダより撮影
今朝はやっとゴミ出しに行けた。
天気予報では晴れではなく、洗濯情報でも「乾きにくい」だったけれど、青空が出ていたので数日ぶりに洗濯。日差しに当てて気持ち良く乾かせそう。けれど、風が超強い。洗濯物が風で飛ばされないようにしっかり洗濯バサミで留める。
気温は既に30度を超えている。
乾いた風を家中に通そうと、家中の窓を開けた。

その後、午後11時に九州南部の梅雨明けが発表された。
平年より2週間、去年より4日、それぞれ遅くなっている、とのことだが、地球温暖化で梅雨が長引く傾向にあるのだから、過去のデータはもう意味が無いと思う。
梅雨入りが5月30日頃とのことで、ほぼ2か月間も梅雨だったということになる。
来年はもっと長くなるのかも。(T_T)

昼食後、パソコンを開いてメールチェックなどしていたら、何となく気配を感じ、テラスに出て外を見ると、雨は降っていなくて強い日差しがあったけれど、西の空に怪しい雲が広がり始めていた。
「これは夕立になる!」
この強風で夕立になったら、せっかく乾いた洗濯物が、深い庇(ひさし)の下でも、あっという間に濡れてしまう。慌てて取り入れ、南側や納戸の窓も全部閉めた。
10枚ほど洗濯した綿100%のタオルは、やや湿っぽく完全には乾いていない感じ。
せめてあと1時間は外で日差しに当てたかったけれど。
10分ほどすると、ざっと雨が降ってきた。雷もゴロゴロ。
庭の植栽がまた濡れて、また剪定ができなくなってしまったなぁ。
雷はけっこう近くて、ゴロゴロ地響きもし、床からも響いてくる。TVも消した。
くわばらくわばら。
それにしても、午後2時前の夕立なんて。午後4時過ぎにして欲しい。

雷が止んでニュースをチェックしていたら、呆れて怒りと虚しさに悲しくなった。
なんてこった!! またアベノマスク配るらしい。介護施設の職員と利用者向けに。

どうして無駄な事にばかり予算と労力と時間を費やすの? 
菅義偉官房長官「今後、介護施設に配布する予定の約8,000万枚の合計1億5,000万枚(3回分)の調達等に要した費用は、計247億円である」
247億円も費やすなら、当の介護施設に「どんな支援が必要ですか? どんなマスクが要りますか?」って、何故訊かないの?
介護施設はどこも人手不足で超多忙なのに、いちいちマスクを手洗いして繰り返し使えって? 呆れてしまう。

それに、ワーケイション、そんな優雅な働き方が出来るのは、大企業かIT企業か、パソコンさえあれば仕事ができるごく一部の業種職種だけ。大半の労働者には縁のない話。庶民の生活が全く分かっていない。テレワークのできないエッセンシャルワーカーの方々をもっと応援して欲しい。

地方での感染拡大が急激に進んでいるのに、「Go to トラベル」キャンペーンは押し進めようとする。地方での感染拡大は、都市部の無症状感染者と接触したことに起因すると思われ、人の移動が解禁されてしまったから起きたことなのに、ある程度の感染拡大とは共存して経済を活性化しなければならないと言う。
でも、そのせいで、感染して重症化したり、重症化しなくても後遺症に悩まされたり、感染者が出たせいで結局は営業自粛に追い込まれる自営業の人達には、黙って我慢せよって?
とんでもない話だ。
いくらキャンペーンをしても、感染拡大に歯止めが掛からなければ、感染が怖くて外出自粛が進むだろうし、経済活性化も望めなくなる。
二兎追うものは一兎をも得ず。スウェーデンのコロナ対策失敗に学ぶべき。

いきなり全国展開の旅行奨励ではなくて、地域内での活性化から始めれば良いのに。政府は各自治体の経済活性化政策に予算を出して応援すれば良い。
「東京問題と捉えています」とおっしゃるなら、それぞれの自治体にそれぞれの問題があるのであって、それに目を向けずに一律キャンペーンは変だし、東京だけ外しても意味が無い。
どうしてもGo to トラベルキャンペーンを推し進めたいなら、せめてCOCOAインストールを必須条件にしないと。何のためにアプリ開発したのか。
新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOA。スマホ利用者の6割以上がインストールしないと感染拡大防止に効果が薄いらしいのに、2割にも満たないという。
マイナンバーカード促進のポイント付加キャンペーンも良いけれど、COCOAのキャンペーンはしないの?

言いたくないけど、政府と厚生労働省しっかりしてくださいよ。

九州南部は梅雨明けしたというけれど、コロナ明けしないと気分は梅雨のまま。
それに、梅雨明けしたら今度は台風シーズンが直ぐに来る。地震もいつ起きるか分からない。
この状況では避難所とか行きたくない。
不安が尽きない毎日だから、政府は、国民が少しでも不安を軽減できるように、せめて国会くらい開いて、真剣に論議して欲しい。どうか先の希望が持てるような政策を!!!

今日の月の出は昼の12:45だったけれど、雲が出て夕立もあって雷も鳴って、日中には月が見られなかった。
夜には雲が晴れ、ずいぶん久しぶりに月を見ることができた。
が、月没を待たずに、再び雲に隠されてしまった。

被災者の生活再建のために2020/07/17

明るい未来はあるのだろうか?
総務省消防庁の17日正午現在のまとめによると、令和2年7月豪雨の被害は「住宅被害 九州中心に全国25県 計1万5356棟確認」とのこと。多くの人命も失われている。
ニュースでは、被災者やボランティアが、使えなくなってしまった家財道具を運び出し、泥を掻き出し、水洗いして、なんとか生活再建しようとする姿が伝えられている。
やるせない気持ちになる。
もし私の家がこのようになってしまったら、私には、果たして、泥を掻き出し、泥にまみれた家財を運び出し、前を向いて頑張る気力が持てるだろうか。途方に暮れて泣き明かすのではないか。火を付けて全てを燃やして終わりにしてしまいたくなりはしないか。

平成29年7月九州北部豪雨、平成30年7月豪雨、令和元年の前線に伴う大雨、そして、今回の令和2年7月豪雨。近年は想定を上回る豪雨による水害が頻発している。もう「想定外」という言葉を逃げ道にしてはならない。
もちろん迅速な避難は欠かせないが、避難して人命が助かっても、生活の場は失われるかもしれないのだ。

地球温暖化の影響で、気象は一昔前の常識は通用しなくなっている。日本中どこで豪雨災害が起きるか分からないし、一度被災した地域が、二度と豪雨災害に合わないとは言えない。
現に、福岡の或る農家は、4年連続畑が水害被害を受けたということだ。それでもなお農家として頑張っているのは、どんなにか大変なことだろう。

逃げ伸び、生き残ることが出来た命。生活再建のためには、泥を掻き出し、家の中を住める状態にする必要がある。
けれど、もう二度と水害に合わない保証はない。再建が済む前に再び次の災害に遭うことも考えられるし、再建したのも束の間、再び……ということになったら、せっかく助かった人たちの気持ちもくじけてしまうだろう。
被災者が安心して生活再建できるためには、抜本的な対策が必要だ。
政府には是非、災害給付金だの地方交付税の前倒しだのお金だけではなく、たとえ想定外の豪雨があっても災害を起こさない治水対策をしっかりとやって欲しい。

それから、足りないボランティアの問題がある。
コロナさえなければ、全国から多くのボランティアが訪れ、被災者の大きな支えとなることは間違いないが、コロナ禍により移動を制限せざるをえず、密集も避けなければならず、十分なボランティアが確保できない。
けれど、ボランティアが確保できないのは、コロナ禍のせいばかりではない。全国的に災害が頻発すれば、当然のことながら、ボランティアは分散されるし、そもそも、近年の災害規模を考えると、ボランティアの善意にばかり頼るわけにはいかないと思う。災害地は衛生状態も悪化し、怪我を負うリスクもあるし、加えて今はコロナ感染のリスクもある。
ボランティアは被災地に負担を掛けないために、自己完結することが正しいとされる。交通も作業道具も食事も宿泊もボランティア保険も全てである。慣れた人ならよいが、そうでない人にはハードルが高い。
やはり、被災地の災害復興、生活再建は、ボランティアの善意だけに頼るのではなく、ある程度は国や自治体が予算を使って行うべきだと思う。
そうしなければ、近年の拡大する災害から、被災者の迅速な生活再建を図るのは困難だろう。
政府には、予算の使い道をしっかりと考えてほしい。

障害者手帳は役に立つか?2020/07/13

障害者手帳とヘルプマーク
私は子供の頃から生き辛さを感じ、苛めや仲間外れにも遭い、小学生の頃から人生を悲観していた。
学業成績が良かったからか「がり勉、がり勉」と言われたが、がり勉はしていなかった。
方言を話さないことで気取っていると思われていた気もするが、方言は話さないのではなく、理解は出来るが話せない。

学童絵画展や版画展では入選や特選にもなり、読書感想文コンクールは中学で市のコンクール入選、高校では県の二席になった。
中学の弁論大会では文章が上手かった為に毎年クラスの代表に選ばれ、発表する声が小さくて票を得られなかったが、初めてマイクの使用が認められた3年時には全校1位になった。
夏休みの宿題で手芸の着せ替え人形を作ると、数学教師から「生まれた子供にあげたいから千円で売って!」と言われた。
体育は苦手だったが、その他の大半のことは人並み以上にできた。
けれど、人生は全く楽しくなかった。

一番つらかった中学2年の頃、修学旅行の翌日から突然クラスの女子全員に無視されるようになり、クラス担任は、ただ「貴方が置かれている現状は知っているけれど、どこかにきっと貴方を分かってくれる人がいるから」と言っただけで、私の話を聞いたり寄り添ったりは一切なかった。ほぼ放置され、取られた対策は、3年時のクラス替えで、2年時の同級生が2人しかいなかった事か。一応は教員間で話し合いが持たれたのかもしれない。

小学校から高校までの9年間、信頼でき、寄り添ってくれた先生はいなかった。いじめや不登校などが問題となるずっと以前のことで、先生達も対応が分からなかったかもしれない。親にも話せず、自分は何故こうなのかと、自身を責めるしかなかった。
大学に入っても、女子学生とはあまり話が合わなかった。むしろ、男子学生とのほうが宇宙やSFの話で盛り上がった。

奨学金を得るために教育学部に行ったが、教員採用試験にはなかなか合格できず、私学で非常勤講師をしていた際には、採用試験当日の課外授業を押し付けられるという妨害もあった。
大学の指導教官の紹介で他県の私学の採用試験を受け、そこでも、生徒たちは慕ってくれたが苦難の連続。県の採用試験に合格して高等学校教諭になってからも、苦難の連続。好意を寄せる人が現れても、「(月)さんは真面目だから自分には合わない」と断られた。

私は、極若い頃には失敗も多かったが、失敗に学び、経験を積み、責任の重い多くの仕事をこなした。付箋に処理すべき仕事を書いて机の目の前に並べ、済ませると剥ぎ取って、分刻みのスケジュールもこなした。傍目にはキャリアウーマンに見えたかもしれない。
目の前の事だけで精一杯なだけだったのだけれど。

パワハラや過重労働に耐えきれずに退職し、その後、請われるままに長期出張代替や産休代替、病休代替と、各地各校で講師をした。それに対応できる知識と技術と資格があった。
そして、認知症となった母の介護の為、慰留を断って仕事を辞めた。
仕事を辞めたとたん、それまで親しくしていたつもりの人間関係は一切失われた。

私は何に為に生まれてきたのか。母親の介護をする為なのか。

要介護5となった母が漸くグループホームに落ち着くことが出来、私は発達障害の診断を受けるために精神科を受診した。

障害者と呼ばれたいわけでは断じてない。
私は色々なことが、周囲の人と同等かそれ以上にできる。けれど、生まれながらにして、健常者と呼ばれる絶対多数の人達とは違っているらしいと、大人になって分かるようになっていた。それを障害と呼ぶのかどうかは別にして。

大人の発達障害を診てくれる病院は少なく、私が受診した精神科の担当医も、発達障害の専門医ではなく、認知症の専門医のようだった。けれど、その先生は、私の話をしっかりと聞いてくれ、こうも言ってくれた。

病気ではなく生まれつきのものだから、薬で治すことは出来ないし、Tさんの場合は高いIQによって自分なりの工夫や対処が出来ているから、治療の必要もないと思うし、そもそも障害と言うより特性だと僕は思っています。特性が理解されずに職場で困難があるときは、僕が直接話をしてもいいですよ。

実は、この時初めて、私は自分のIQが高いことを知らされた。驚きはしたが、言われてみれば納得も出来た。

私は、自分の能力を生かして仕事をしたかった。
教員はつぶしが利かないと言われるが、私には大学の頃から採用試験合格までの間に様々な種類の職業経験があった。理不尽な目にもあったし、あまりにも効率の悪い仕事の進め方に辟易したこともあった。口出しできない立場であることが歯がゆかった。私はちゃんと場をわきまえた言動ができる。理性で抑えることが出来る。それもまたストレスにはなるけれど。

私は、一時期、産休代替で通信制高校に勤めたことがある。そこでは、現役時代の私について伝わっており、私が遠慮していると、教頭も教務主任も、思ったことを言ってくれてよいと言ってくれた。
「高校教頭会で(月)さんのことを話したら、全員が知っていたよ。凄いね。みんな、いい人に来てもらったねって言ってたよ」
私は、退職する前、将来の指導主事候補だと言われたことがあった。もちろん、指導主事なんてハードな仕事は私には無理だけれど。

私の能力を買い、体調不良にも理解を示してくれたその通信制高校は、私にとって人生で一番の働き甲斐のある職場だった。
会議に出された文書案を、私は瞬時に的確で分かりやすく修正することが出来た。
生徒から提出される毎月のレポートに不正があることを直感で見抜き、数時間でネット上にある証拠を見つけ出すことができた。直感は100%当たり、全ての証拠を見つけ出した。不正が暴かれると知って生徒達は不正をしなくなった。
別に不正を暴くことに情熱を傾けたわけではない。大半の生徒達が時間をやりくりしながら自力で頑張っている中で、安易にコピー&ペーストで単位を得ようとしていることは、その生徒本人の将来の為にも見過ごせない事だった。
私が最も情熱を傾けたのは、生徒たちのレポートを丹念に添削し、それぞれの生徒に応じたコメントを書くことだった。時には欄に書ききれずに裏側にまで書いた。通信制ゆえに顔を合わせる回数も限られていたが、頑張る生徒は愛おしかったし、悩みを持つ生徒は応援したかった。私の出来うる限りの応援をコメントに込めた。

翌年のレポート課題作製は、産休代替で翌年は居ない身分では手出しは出来ないので現状のままで、と断ったのだが、改善してくれていいというので、漏れていた重要項目を加え、回答しやすく採点しやすく個人を把握しやすく、且つ不正ができない形に変えた。
産休の先生が復帰されて後、私のもとに電話があった。買い物先で偶然生徒の母親に会い、その時に、レポートのコメントで興味や関心が増し、レポート課題に意欲的になったと、お礼を言われたのだという。
「ご連絡いただいて有難うございます。お役に立てたなら嬉しいです」
そう答えながら、もしかしたら復帰したこの先生のハードルを上げてしまったのかなと申し訳なく思った。

40歳代までは体力的な無理も出来なくはなかったが、見た目は若いと言われても、50歳代になると本当に無理が利かなくなった。
子供の頃から疲れやすく、体調不良で休まざるを得ないこともあるが、怠慢ではないとちゃんと理解してもらえるなら、五感全ての感覚過敏を、大げさではないのだと理解してもらえるなら、聴覚情報処理障害を分かってくれるなら、もう一度仕事をしたい。

私は障害者雇用枠でなら再就職が可能ではないかと思い、障害者手帳を申請した。
けれど、そう簡単ではなかった。
企業は、障害者雇用枠に高い能力など求めていなかった。求めているのは、低賃金で従順にコツコツ働く労働力。加えて、コロナ禍で多くの労働者が雇用を打ち切られ、新たに採用される望みは薄かった。

障害者手帳を取得はしたけれど、申請料\7.000と申請に要した時間と労力とガソリン代、全て無駄になった。

障害者手帳を受け取りに市役所に行った際、「受けられる支援についての文書はありませんか」と震える声で尋ね、渡されたのは、支援団体の一覧表のみだった。
帰宅して手帳に挟まれた「障害者手帳のしおり」を読んだが、同じ一覧表の縮小版と手続き上のことが記されているくらいだった。
絶対に他にも何かあるはず。精神科の担当医は、交通費が半額免除になると言っていたし、お世話になっている自動車販売店の担当者によると、自動車税減免もあるらしい。

私はパソコンを開き、市役所のホームページを丹念に調べ、「障がい福祉ガイドブック」を見つけ出し、きちんと読むために全28ページをダウンロードしてプリントアウトした。
そして、精神手帳3級では、ほぼ何も無いことが分かった。
自動車税も対象外。携帯電話の減免も安いプランを利用しているために対象外。市内バスのみ50%割引だったが、バス停が遠い上に運行回数も少なく、ほぼ利用しない。
唯一見つけられたのは、NHK受信料の減免だった。
再就職が望めなくても、なんとかこれで申請料\7.000を補填できる。

それにしても、なぜ市役所障害福祉課の職員は、このガイドブックについて一切教えてくれなかったのか。事務手続きで仕事が増えるから?
私は、落ち着いていられずに、震える声で電話をして市役所に出向き、手続きを済ませた。
しばらく前に、受理した旨の文書がNHKより届いた。

繰り返しになるが、私は障害者と呼ばれたいわけではない。
発達障害は、障害ではないと思う。
精神科の担当医が言ったように、生まれながらの特性なのだ。そんなものは、発達障害でなくても十人十色だ。
穏やかな人もいれば、怒りっぽい人もいる。几帳面な人もいれば雑な人もいる。空気読み過ぎの人もいれば全く意に介さない人もいる。優しい人もいれば平気で人を傷つける人もいる。
人によって視力に違いがあるように、感じ方考え方も様々のはず。

私には発達障害や感覚過敏のほかに、生まれ持った病気や正常ではない部分がいくつもある。自己免疫疾患も2つある。
私は思うのだ。100点満点の五体満足で生まれてくる事のほうが難しいのではないかと。
知られていないだけで、本当は、誰しもが何らかの障害を持っているのではないかと。

障害者手帳を取得したことによるメリットは、今の所、NHK受信料減免以外に全くない。

ただ、診断によって自分の状態を客観的に詳しく把握できたことは良かったと思っている。
精神科の担当医もあまり詳しくはなく、自分で調べることで分かった事が多かったが、自分と照らし合わせて納得できることも多かった。
詳しくは、また今後に書こうと思う。

不本意にもひきこもり状態2020/07/12

梅雨に濡れた柏葉紫陽花(スノーフレーク) 花の時期ももうすぐ終わる
今朝、データ放送で気象情報とニュースを確認するためにTVをつけると、NHKでひきこもり特集のPR番組をやっていた。日本全体で推計100万人のひきこもりが居るのだという。
その100万人の中に、私も入っているのかもしれない。
深刻な8050問題。
私も母は90歳だが、私の場合は、ひきこもって母の庇護下になったわけではなく、母の認知症により介護離職を余儀なくされ、介護以外の社会との接点を失ってしまった。
一度失ってしまった接点を再び取り戻すのは難しい。ひきこもりであっても無くても。

もし社会支援が十分に機能していれば、私は離職する必要は無かったと思う。けれど、日本の介護保険制度は、同居家族がいる場合、補助的な役割しか担ってもらえない。だから、私のように他に家族が居なければ離職せざるをえなくなる。同居家族が居る場合、ホームヘルプサービスも利用できないと言われた。

私は離職前の仕事の関係で介護やそれにかかわる制度の知識が多少はあったけれど、だからと言って、自分の親の介護を一人で担うというのは、並大抵のことではない。
デイケアに通うとしても、送り出すまでには大変な見守りや支援が必要であり、送り出した後に全ての用事や自身の休養を済ませなければならない。送迎されて帰宅する時間には自宅で待機していないと、見守りが必要な母を一人ぼっちにしてしまうことになる。
デイケアは時間の融通が全く利かない。6時間の間にできることは限られている。

6時間もあれば何でもできるでしょ?

6時間は自由時間ではない。母が居る時には出来ない全てのことをしなければならない。洗濯、掃除、買い物、調理の下準備、庭の手入れ、睡眠不足を補う昼寝……。
だから、自分の時間は一切持てなくなる。
2等チョコレート半年分という懸賞に当選し、喜んだのも束の間、不本意にも1等の体験チケット。都市部在住なら自宅に来てくれる体験もあったが、私の住む地域は陸の孤島。電車や車で数時間かけて出かける体験しか選べなかった。他人に譲渡は出来ないので、全くの無駄になった。

母の体調が悪いと、デイケアの利用は断られる。朝送り出しても、体調が悪くなったと電話があれば迎えに行かなければならない。
ショートステイの利用は、1か月前からの予約制で、緊急時には全く役に立たない。予約していても、下痢があるだけで利用を断られる。
それに、母は、ショートステイを嫌がった。寂しかったらしかった。そのことを伝えると、一度はとても母を気遣って声掛けや働きかけをしてくれ、その日は母も帰宅時に楽しかったと話してくれたが、その一度だけで、次には暗い顔で帰宅した。
ショートステイの施設に迎えに行った際、とても寂しそうな不安げな表情を浮かべていた。
進行した認知症の母には、私に用事があっても事情を理解することは出来ない。そんな母は、なぜ見知らぬ場所で見知らぬ人に囲まれて丸1日以上を過ごさなければいけないのか、罰のように感じられたに違いなかった。

介護は辛くない、心がけ次第で楽しく介護できる、そんな世間の風潮が、私は嫌だ。
親の介護なんて、当たり前のことでしょ?
今は昔の大家族とは違う。加えて、近隣の関りも薄い。
認知症が進行した親を子供が一人で介護することは、通常の社会支援があっても、そんなに甘くはない。しかも、十分な社会支援が受けられるかどうかは、地域やケアマネージャーにもよる。苦しんでいる介護者家族が、声を上げにくくなるような事態にしてはならない。

母の体調が悪化して入院するしかなくなり、その後は病院と姉の勧めで母は介護老人保健施設に入ったので、私の介護生活は、週に数回の洗濯物処理と面会、定期的に行われるカンファレンスのみとなった。
けれど、私は自分の体調不良に目をつぶって介護していたためか、次々に病気に襲われた。
一人暮らしのため、体調が悪くても、掃除、洗濯、買い物、食事の準備……全て自分でやるしかない。訪ねてくる人もほぼ居ない。会話は24時間全くない。
このままでは、私自身が認知症まっしぐら。

母が自宅に居る時には、TVは母の好きな演歌番組とサスペンス劇場しか見られず、それらが放送されない時間帯には録画して対応していたが、私自身は演歌もサスペンス劇場も興味は無い。ニュースや情報番組のほか、笑ったりツッコミを入れられる番組を見た。クイズ番組も、たまに見るドラマも、ツッコミどころ満載だ。普段は独り言なんか言わないけれど、あえてTVに向かって声に出してツッコミを入れ、せめてもの会話の代わりにした。ほかにも、「凄いねえ」「可愛いねえ」「辛いよねえ」等々とにかく声に出す。

そんな努力のおかげなのか、あるいは、現役の頃よりは低下しているのか、それは分からないけれど、精神科での発達障害診断時に行った知能検査では、私はIQが高いと言われた。全体では上位6%で、最も高い言語的知能指数は132とのことだった。
初対面の臨床心理士の前で、廊下のざわめきも聞こえる個室で、鉛筆を持つ手が震えてしばらくは名前も書けない状態だったので、もしかしたら、別の環境ならもっと上だったかもしれない。

IQは別にしても、私には現役時の実績があるし、今でも仕事に対する能力には自信がある。パワハラや過重労働で一度は退職を余儀なくされたが、自閉症スペクトラム障害によりストレスを受けやすく、怠慢ではなく体調不良になりやすいのだという事さえ理解してもらえるならば、人付き合いは苦手だが、普通の正社員と同等かそれ以上の貢献ができる。
けれど、「障害者就業・生活支援センター」で勧められたのは、福祉作業所だった。
福祉作業所が悪いと言うつもりはない。そこに通う多くの方々が、喜びや生きがい、誇りをもって作業に励んでおられるだろう。
けれど、少なくとも私にとっては、ベストな選択とは言い難い。

私が福祉作業所を勧められた理由は、ブランクがあるから。
海外では、親の介護もキャリアとして認められるどころか、職業として報酬を得られる国もある。日本はなんと遅れているのだろう。親の介護のために不本意にも離職するしかなかった年配の子供は、もう社会の軌道に戻ることは不可能に近いということなのか。

「障害があるからと言って、何でも考慮されるわけではない。個室くらいなら用意できるだろうけれど、それ以外は無いと思って欲しい。それに、能力があっても休む人より、能力が無くても休まない人の方がいい」
障害者就業・生活支援センター職員のこの発言は、どう考えても問題だと思う。
障害者雇用枠で企業が望んでいるのは、どうやら、安い賃金で従順に単純作業をしっかりこなしてくれる労働力のようだ。自閉症スペクトラム障害が今もまだ理解されていないからなのだろう。自閉症スペクトラム障害者の多くが高い能力を持っているというのに。

政府が、ひきこもり問題や労働者不足の問題に真に取り組むつもりがあるのなら、能力がありながら活躍の場を失っている日本中の多くの無職者に目を向け、公的支援団体や企業に対して理解を深める施策を怠るべきではない。
それは、個人のQOL(生活の質)を高めるだけに留まらない。
労働により社会との接点を取り戻せば購買意欲も増し、消費拡大に繋がり、社会の活性化にも一役買える。労働人口が増えれば国や自治体の税収も増える。

推計100万人のひきこもり者は、適切な支援と理解があれば、社会貢献もできる。
これを見過ごすことは、大きな社会損失でもある。
そのことを忘れてほしくない。

大雨と、無職と、明日くれピアス!(^^)!2020/07/11

アスクレピアス・クラサヴィカ(Asclepias curassavica)
前線と低気圧の影響で記録的な豪雨が続いている九州。
わずか1週間で平年の年間降水量の半分にも迫っている所もあるらしい。被害も日々拡大していて、コロナ禍のためにボランティアを広範囲に募ることも出来ず、被災者の方々が大変な苦労されていると思うと、自宅でのんびりしている自分が申し訳ない。

私の住む地域も、気象情報では豪雨が予想されていたのだけれど、幸運にも雨雲がそれることが多く、時折は土砂降りとなるが、止み間もけっこうある。
父が亡くなって実家に戻ってから、父の残した多数の植栽の手入れをしなくてはならなくなり、ついでにミニトマトや青ジソ、オカワカメなどの野菜や、数種類の柑橘類、癒しを与えてくれる花やハーブなど植えているのだが、こう雨ばかりだと、ちょっとくらいの止み間があっても、庭仕事をするのは難しい。

実家に戻ったと書いたけれど、厳密には戻ったというのは少し違う。私の両親は、私が生まれて以降でも6回転居していて、私が高校卒業後に自宅を離れた以降でも2回転居しているので、地域に知り合いもおらず、自治会活動には参加しているが友人が出来るわけでもなく、近所の人と挨拶くらいの会話はするけれど、話し相手もいない。
パワハラや過重労度に耐えきれずに退職し、その後数年は臨時の仕事をしたけれど、母の介護のために更新はせず、その後は、介護以外の社会との接点を失ってしまい、さらにコロナ禍も影響して、障碍者雇用枠も困難な状況。
なので部屋でパソコンに向かうくらいしか出来ない。

パソコンに向かえるだけマシになったのだ。
5月までは、パソコンに向かうことさえ出来なかった。気分が良い時には、夕方に庭に出て庭の手入れをすることもあったが、体は動かせても頭は働けていなかった。考える事を拒否していたかもしれない。
日中に外に出られないので、TVを見ていると、「お家にいよう、会えないときも、家族と電話で話そう」と呼び掛けられる。「距離を取ろう、みんな誰かの大切な人」そして、離れた家族がスマホのTV電話やパソコンのリモートで、幸せそうに会話する映像が流れる。
私は、自分が孤独であることを、何度も何度も思い知らされ、自然に涙がこぼれた。
頭が痛くてお腹が痛くて体がだるくて、息をするのも苦しかった。

そんな私を救ってくれるきっかけになったのは、メールアドレス変更の連絡を他県に住む友人に送ったことだった。
昨年に漸くスマホデビューしたのだが、迷惑メール対策を「強」にしていたにもかかわらず、迷惑メールに悩まされていた。メールアドレスを変えるしかなく、連絡が取れなくなると困る友人にそのことをメールしたのだ。
安否確認と用件のみの簡単なメールだったのだが、友人が長めの返信をくれたので、私もまた返した。ただそれだけのこと。顔を見たわけでも声を聞いたわけでもない。
その翌日、1ヶ月以上も続いていた体調不良が消えていた。
私は気づいた。顔が見えなくても、声が聴けなくても、たとえ文字だけでも、確かに「繋がり」なのだと。

私はブログを始めようと決め、「みんなの趣味の園芸」への写真や記録の投稿を6年ぶりくらいに再開した。
「みんなの趣味の園芸」には園芸相談のコーナーが新設されていて、質問をすると全国の園芸好きから答えが返ってくる。
私は、まだハーブが種でしか手に入らなかった30余年前からハーブ栽培を始め、薔薇や観葉植物をアパートで育て、実家の庭の植栽の手入れのために否が応でも調べて実践するしかなったので、多少の知識と経験があり、答えを投稿できることもあった。すると、またそれに対してコメントを貰うこともあり、ある意味エキサイティングな体験だった。

私も質問をしてみることにした。
「丁度この時期咲いている写真の植物の名前を教えてください。
かなり以前から、いつの間にか庭のあちこちで勝手に咲くようになった花で、雑草かと思いましたが、オレンジ色の丸い蕾に黄色い花が可愛く、花の後は綿毛のある大きめの種ができるので、うちの庭にも風で種が飛んできたのだろうと思います。
何年か前、訪問先でTVを見ていたらBSプレミアム「植物男子ベランダー」で、主人公と園芸仲間の二人で難しい花の名前をどれだけ知っているか競う場面で出てきたのですが、失念してしまい、ネットで検索しましたが分かりません。
ご存じの方がおられましたが、どうぞよろしくお願い致します。」

すると、驚くことに僅か6分後から回答があった。
「アスクレピアスですかね」
「キョウチクトウ科のトウワタですよ」
「アスクレピアスですね」
「アスクレピアス(トウワタ)ですね」

実は、私には読み書き障害もあり、カタカナ、数字、アルファベッドが苦手で、音符も5歳から音楽教育を受けたのにドレミと下から数えないと読めない。英語のスペルには苦労したし、漢字に変換できないカタカナ名も覚えにくい。
夾竹桃は知っているし、唐綿も覚えられるけれど、「アスクレピアス」はなかなか覚えられない。

「アスクレピアス」を検索すると、「アスクレピアス・クラサヴィカ(Asclepias curassavica)」と「アスクレピアス・ツベロサ(Asclepias tuberosa)」があり、うちの庭にあるのは前者だった。

なんとか覚えたい……と思っていたら、閃いた!(^^)!
「明日くれピアス(耳飾り) 倉錆か」
おう!これならバッチリ。小さい蕾や花はピアスにも見えるし、倉は錆びたら困る。

それにしても、こう雨続きだと、心まで錆びてしまいそうだ。

チョコミントパンケーキとチョコミント蒸しケーキ後日談2020/07/07

月齢6.9 撮影2020/06/28 20:41
久しぶりの投稿です。体調不良、気分不良など色々ありまして。
食欲もあまり無く、せっかく作ってもそのまま冷蔵庫保管になったりして。

月の写真をずっと撮りたかったのですが、まあ梅雨だから仕方ないのですが6月9日以降ずっと月が見られず、6月28日にやっと月齢6.9の半月を見ることが出来ました。薄い雲が掛かっていて、あまり鮮明ではありませんが。

さて、6月16日投稿の「チョコミントパンケーキ」と「チョコミント蒸しケーキ」に関する後日談です。
実は、15日深夜つまり16日未明に投稿してから2日後、スーパーに買い物に行きましたら、な、なんと、チョコミントパンケーキとチョコミント蒸しケーキが、仲良く並んで陳列され、売られていたのです\(◎o◎)/!びっくり!!
も、も、もしかして、スーパー関係者のどなたかが私のブログ見たんでしょうか?
まさかねえ、たんなる偶然ですよね?
2つ並んで売られれば、私のように慌てて間違える人はいませんね。
めでたし、めでたし。

朝の決まり事……(*^_^*)2020/06/16

レンチン手作り朝ご飯 & チョコミント蒸しケーキ
私の朝は、まずEO水でうがいすることから始まる。
EO水は近所の歯科口腔外科で購入している。水道水に少量の塩を加えて特殊な電気分解処理をすることにより生成され、高い殺菌作用と殺ウイルス作用をもった水で、作用後はただの水に戻るので、安全で環境にも人体にも無害らしい。

うがいをして口の中を清潔にしたら、胃腸を目覚めさせる為にコップ一杯の常温の水を一気飲み。
それから色々な朝の支度に取り掛かる。

朝ご飯は、たまにはパンも食べるが大抵いつも和食。

ご飯は雑穀米で、15年ほど前に生協で買った「ちび玉小太郎」というレンチン用の1合炊飯器に、前日にお米と雑穀と水を入れて冷蔵庫で一晩置いておき、朝、500ワットで9分チン(説明書には10分と書いてあるが、冷蔵庫で一晩置いてるし蒸らすので9分で大丈夫)し、しばらく蒸らしてから混ぜる。小さいシャモジも付属品。
最近は、炊いた後で市販の「蒸し黒大豆」を混ぜるのがお気に入り。
レンチン炊飯器は、今は百均ショップでも売っている。

味噌汁はどんぶりサイズ。レンチンできる大きなお椀で作ってそのまま食卓へ。
豆腐とネギのほかの材料は、冷凍しておいたマイタケ、水菜、モズク。昨年から栽培しているオカワカメもよく使う。食べきれないほど育つ。
味噌は、白味噌が好きだけれど赤味噌のほうが健康には良いらしいので、合わせ味噌を使用。出汁としてケチャップを入れたり、味噌ももちろん発酵食品だけど更に酒粕や自家製ヨーグルトをプラスすることも。

鮭は毎朝食べる。みそ汁に入れて一緒に加熱したり、アルミホイルを敷いたグリルでまとめて焼いて冷蔵庫や冷凍庫で保存しておいたものを、ご飯に乗っけたり。
もともと鮭が大好きだけど、アスタキサンチンやビタミンDなどが豊富なので更に好物になった。市販の塩鮭はしょっぱすぎるので、大抵は生鮭を買って自分で塩をし、一晩置いて冷凍保存している。

ぬか漬けで植物性乳酸菌もたっぷり摂取。写真は、紅芯大根、青首大根、ニンジン、茄子、キュウリ。塩もみして時間を置き、余分な水分を出してからぬか床へ。普通の白い大根のほうが軟らかくて甘みもあるけれど、紅芯大根は真っ赤になって綺麗。

それから、果物もね。りんごは皮ごと。

味噌汁の具は変わったりするけれど、毎朝ほぼ同じ朝ご飯。飽きることは無い。
本当は卵も食べたいけれど、卵を食べるとすぐにLDLコレステロール値が上がってしまう体質なので、3,4日に1個にしている。HDL値も平均の2倍以上あるから、大丈夫なはずとは思っているけれど。

追記:
前日の「チョコミント蒸しケーキ」をお昼に食べてみた。
冷凍庫から出してすぐは硬かったので、常温で少し置いて解凍してから食べた。
私はやっぱり「チョコミントパンケーキ」がいいな。

名前も中身も変わってたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン2020/06/16

並べてみて初めて違いに気付いた!!
蒸し暑く、うっとおしい日が続いている。
食欲もイマイチ。
私は三食必ず食べるようにしていて、特に朝はしっかり和食を食べるけど、昼は、つい簡単に済ませてしまう。
総菜パンは手軽で便利。安い時にまとめ買いしたら袋ごと冷凍して、冬ならチンしたりグリルで焼いたりして食べるけれど、今のように暑い季節は、自然解凍でOK。

そんな中で見つけたチョコミントパンケーキ。
「チョコ風味の生地に爽やかなミント風味のクリームをはさみました。」と書いてある。

私はチョコレート大好きだけど、ホワイトチョコやミルクチョコは甘すぎて、高カカオチョコレート派だし、ケーキ類も、市販のものは甘すぎて自分で作るくらいなので、このチョコミントパンケーキも甘すぎるのでは……と思った。或いはミントが強すぎるかも……。
そう思いながらも、半額になっていたので、試しに1つ買い、とりあえず冷凍しておいた。
数日後、とても蒸し暑く、でもエネルギー補給はしなくてはと思い、冷凍したチョコミントパンケーキを取り出してみると、解凍しなくてもパンケーキは柔らかく、かじってみたら、中のクリームは堅めのアイスクリームみたいで、もう全然そのまま食べられ、ちょっとミントは強めだけれど、それが爽やかで、甘さも丁度よく、とても気に入ってしまった。
しかも2個入り。二人でシェアしても食べられるし、1個当たり243kcalだから、食後のデザートでも良さそう。
いっぱいあったのに、あと2,3個買えば良かったなあと思った。

そこで、買ったスーパーで探してみたが、売り場から完全に姿を消していた。
なぜ~? 売れなくて廃番になったの?

最初に買ってから9日後の昨日、パンコーナーで再び見つけたので、即買いして冷凍室へ。

ところが!!

おススメ商品として紹介しようと写真を撮っていて気付いた。
あれっ? なんか違うよ?
あっ、名前が違ってる!!
裏側のわずかな透明な部分から見てみたら、なんと中身も変わっていて、カップケーキ風蒸しパンになっていたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

確かに名前そうなってるし、パッケージ左の黄色い丸の中に小さい写真あるけど、これ誤解するでしょ。
見間違った私が悪いのかなあ。
でも、そっくりなパッケージで、透明な部分が裏側の7mmほどの隙間しかないから、中身はほぼ見えないし。
前のチョコミントパンケーキは、もう売ってないのかなあ。

ちなみに、チョコミント蒸しケーキは、まだ食べていません。
まあ、きっと美味しいはず。明日食べてみよう・