世界はこのまま地獄へと向かうのか2021/01/07

最近、ニュースを見るのが怖い。

権力にしがみつこうとするトランプ現大統領は、自分の支持者を呷って、自国アメリカの誇りを、これ以上ないくらいに貶めた。
歴代大統領にも諫められ、
「しまった、やり過ぎた」と思って「帰宅せよ」と呼び掛けるも、次期バイデン氏へ政権移行する気は全く無いらしく、あくまで自分達が正しいという姿勢は崩していない。
恥の上塗りだって事が分からないくらいに、権力欲にまみれているらしい。

常識的なアメリカ国民の落胆を考えると、本当に辛くなる。
アメリカの政治情勢は、日本の政治経済を左右するから、対岸の火事では済まされない。
今後が甚だ不安だ。


それから中国。
香港市民の絶望は、全世界の絶望でもある。

中国の気持ちは、分からないではない。
今の日本があるのも、昔に中国が偉大な文明を開いたから。
古代の中国が様々な面で世界の発展に貢献した事は確か。

けれど、以前の記事でも書いたけれど、偉大な父親なら、息子の自立は認めようよ。
いつまでも「誰がお前のオムツを替えたと思っているんだ!」みたいな低次元の締め付けは恥ずかしいよ。
目を覚ませよ、中国。
偉大な国との自負があるなら、今の行いは情けなさすぎる。


アメリカ合衆国と、中華人民共和国。
この二大国家が今のありようでは、世界は地獄に向かうしかないのではないか。

そうでなくても、新型コロナウイルス感染拡大で、全世界が苦しんでいるのに、低次元な権力誇示は、世界をますます不幸にする。

救いなのは、欧州諸国の政治リーダーが、今のところは正しい民主主義の視点で批判してくれている事。
残念ながら、我が日本は、あまり期待が持てない。

日本のリーダー達よ、
アメリカや中国の人口には遠く及ばなくても、1億の人口があるのだし、中国に追い越されたとは言えまだ世界第3位の経済大国なんだから、もっと自信をもって行動し、発言しようよ。


世界がこのまま地獄に向かうことの無いようにと、
ただ祈るしかない底辺の庶民のつぶやきは、
何処にも届かないけれど。

1都3県緊急事態宣言はザルで意味がない2021/01/07

私は、昨日も今日も朝がなかなか起きられず、自閉症スペクトラム障害二次障害の双極性障害の鬱で一日中眠くて思考停止だし、好酸球性副鼻腔炎が少し悪化して頭痛はするし、喘息の咳は出るし、最悪の状態。

それでも、ブログを書こうとしているのは、今朝、10時半に起きて、TVのニュースを見たら、呆れて我慢できなくなったから。

私は、度々、政府のやり方を批判してきたが、約1か月前の12月2日にも、「新型コロナ、政府への提言」として以下のような内容を書いている。

「65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人のGo To トラベル停止または自粛というのは、本人たちの感染を予防する意味しかない。若い人たちがGo To トラベルによって移動すれば、移動した先で感染拡大を引き起こす。その対策は全く考えられていない。」

結果は、その通りとなった。
首都圏の感染爆発は止まらず、Go To トラベルで来県した若い世代を発端にした感染爆発が止まらず、我が県では、日々感染者数最多を更新し続けている。1都3県に次ぐ感染爆発で、昼にはとうとう県独自の緊急事態宣言が出された。

実は私、こうなる前の昨日、ニュースを見て泣いたよ。
現実に起こっている事態が、あまりにも恐ろしいので。
欧米諸国に比べれば、まだまだ少ないと高をくくっているのかもしれないけれど、世界最高水準の医療機器や医療技術を持ちながら、実は医療体制が極めて脆弱であることを、多くの人は知らないのだろう。
日本は、過去のサーズなどの感染被害を幸運にも免れた為に、医療体制が見直されないまま、新型コロナウイルスに向き合わなければならなくなったのだ。

国は、この期に及んでも、まだ甘い考えを捨てきれていない。1都3県の緊急事態宣言と言ったって、飲食店を含む営業時間の短縮(午後8時まで)で1都3県の住民に外出自粛を要請する一方で、県をまたぐ移動は制限しないと言う。
アホですか!!!!
県をまたいで他県の営業している店舗に行くに決まってるじゃないですか。
いい加減に、自粛要請じゃなくて、強制力を持つ実行力を持つ政策を打ち出してくれないと、本当に大変な事になるよ!!!

私がブログに何を書こうと、政府には届かないのは分かっている。
私が不甲斐なく思うのは、私程度でも分かることを、政府のブレーンが分からない事だ。或いは、ブレーンは分かっていても、政権側が聞く耳を持たないか。
おそらく後者だろう。いくら何でも、私程度で分かることを、政府のブレーンが分からないはずは無い。

ザルでしかない1都3県の緊急事態宣言は、あまり意味がなく、大した効果はないだろう。
効果が現れるにしても、物凄く時間がかかるはずだ。1ヶ月程度では何も変わらない。感染者も死者も増え続けるだろう。軽症と判断されて入院も出来ずに自宅やホテルで急変して無くなる方も、現時点で少なくとも120人らしいけれど、もっと増えてしまうよ。

順番を間違っているよ。
顔色を見ながらじわじわ初めて、状況を見て後から厳しくするつもりなら間違いだよ。
一気に厳しい政策を出して、状況を見て少しずつ緩めるのが正しいやり方だよ。

政府よ、もう一度真剣に考えて欲しい。
今成すべきは何かを。

新型コロナ、政府は悪者になる覚悟を持て!2021/01/05

暫く政策批判を避けていたのは、私などが書いたところで誰の耳にも届かないというやりきれなさと、圧倒的な孤立状態による精神的不安定によるものだ。

コロナ禍で誰だって孤立しているよ、と思われるかもしれない。会いたい人に会えない孤立と皆が闘っていると。
小学4年生の頃から世界に絶望していた私の孤独を理解できる人は少ないだろう。誰からも理解されず、だから、普通の社会生活を送る為には自分を偽るしかなく、悩みも愚痴も哀しみも、ただ自分の中で抱え込むしかない孤独。

私は、年末年始、こらえきれずに何度か泣いた。けれど、泣いても慰めてくれる人も肩を抱いてくれる人もいないし、涙を流すことで感情が浄化されることもない。そんな浅い涙ではない。
絶望と孤独の縁でも、私は一人で立ち直るしかない。


TVなどで、著名人が政策批判をしても何も変わらないのだから、フォロワーが2人しかいない私が何を書いても何処にも届かず、誰の目にも留まらないのは明白。
その上、精神的にどん底となった私は、暫く創作もできていない。ただただ眠く、意欲も沸かず、無理して文章を綴ってはみたが、やはり納得できるものは書けなかった。

それでも、再び政治批判の記事を書くことにしたのは、政府の不甲斐なさに我慢できなくなったからだ。

政府には、悪者になってでも「日本を、国民を救わなくては!」という気概がない。
次の衆議院議員選挙で勝たなければ、と思っているし、次の政権も狙っているから、目先しか見ていないのだ。

見るべきは「今」であり、数か月後とか1年後とかではない「もっと先」なのに。
「目先」に捕らわれるから、責任の擦り付け合いをする。責任を認めると、次期政権を執れなくなるかもしれないから。

残念なことに、日本にはびこる同調圧力は、自民党内にもはびこっているようだ。少しでも尖がると叩かれる。出る杭は打たれる。
申し訳ないけれど、私はS氏が新しい首相になった時、自民党にがっかりした。もとからアンチ自民だけど、他にもっと適任がいたし、自民党員も分かっていたはずだ。本当の適任者が選出されなかったのは、いわば同調圧力みたいなものが働いたからだと私は考える。或いは、立身出世しか考えない無能の集まりであったのか。

経済を止めない為にGo toも止めず、緊急事態宣言も出さなかった。
けれど、Go toを押し進めようが、緊急事態宣言を出し渋ろうが、感染拡大すれば、経済は停滞し、倒産や失業は増大するのだ。

政府は、甘く考えているのではないか。
たとえ一時的に倒産や失業が増えても、ワクチン接種が進み、いずれは特効薬も実用化されるなどしてアフターコロナとなれば、すぐに挽回できるなどと考えているとしたら、考えが甘すぎる。

倒産や失業については、統計に上がっている数は実は氷山の一角に過ぎないはずだ。統計上の数字よりどれだけ多くの倒産や廃業があるか、解雇や雇い止めなどの失業がどれだけあるのか、実際の数字は分かっていない。

一律配布された10万円の大半が預貯金 (タンス預金も含めて)になったという推計もあるようだ。
10万円をもらわなくても困らなかった人もいただろうが、先が不安だから、今を我慢しても10万円を消費に回すより将来に備えたかったのだ。
事業や店を止む無く廃業した人や、1日1食で耐え忍んでいる人、雇い止めで従業員用アパートなどを追い出されて住む場所さえ失った人、そんな人達が存在することを、見過ごすべきではない。
そして、軽症と判断された比較的若い世代が、入院できない為に自宅で急変して死亡したり、感染確認される前に死亡したりしている現実。


かつての日本が、短期間で高度経済成長を成し遂げ、消費が美徳とされ、アメリカに次ぐ世界第二位の経済大国となり得たのは、一億総中流と言われたほどに国民が豊かさを感じられたからだ。
少し頑張れば収入を増やすことができ、欲しいものを買うことができ、豊かな生活を得られると希望を持て、実際に多くの労働者が細やかな豊かさを享受できた。

コロナ禍にあっても経済的打撃を受けていない会社や個人もあるだろう。日本にはスラムが無いとされてきたけれど、経済の二極化が進めば、持つ者と持たざる者の格差はますます広がっていく。そうなると、経済発展は望めなくなる。
不安や絶望が拡大すれば、多少の収入があっても、それを消費には回せない。将来に希望が持てなければ、それは仕方のない事だ。

倒産や廃業が増え、雇い止めや早期退職や人員整理で失業者が増えれば、人々の不安や絶望は拡大し、購買力は低下する。アフターコロナになったとしても、すぐに新しい会社や店ができたり、一気に雇用が回復したりするわけではない。
底力を失えば、経済的にも精神的にも、立ち上がるのに時間がかかる。一般大衆の購買意欲が低下したままでは、経済が活性化するのも難しくなる。コロナ禍で住む家や食べ物の心配をしなければならない人が溢れる中では、一部の富裕層がいても経済活性化には繋がらない。

だから、今守るべきは、倒産や廃業に追い込ませない事。失業させない事。その為には、経済活動よりも感染拡大を止める事を最優先とするべきで、予算をどれだけ使おうと、休業要請する飲食店だけではなく、イベント業やスポーツクラブ等の経営が困難となった事業所や従事者、誰一人取りこぼすことのない経済的な補償をすべき。

多くの政治家や大企業や大企業の役員や、経済的に打撃が無い人達は、身銭を切っても社会の底辺で苦しむ人達を助けるべきだ。今は苦しんでいるそんな人達に、自分達の政治活動や経済活動が支えられてきたことを自覚すべきだ。

同調圧力や自粛を頼みにするのではなく、強い政治判断で、選挙だの次の政権だの考えず、今できることを全てやって欲しい。
経済界に圧力をかけられようが、時期選挙に負けることになろうが、悪者にされようが、国民に恨まれようが、一番大切なのは、感染拡大を止める事。どんなに予算を使ってでも。

これ以上は一件の倒産や廃業も、一人の失業者も出さない、感染も抑え込む、その強い意志を持って政治に臨んでほしい。

たとえ悪者扱いをされても、政治生命をかけて国民に向き合ってほしいと願う。

流通業の皆様こそ神様です!2020/12/03

昨日も運輸業に携わる方々がコロナ禍において嫌な思いをされているらしいことを少しだけ書きましたが、運輸業やサービス業を含む流通業全体が大変な事になっているようですね。
流通業に関わる従業員の5人に1人が、客からの暴言や暴力に悩んでいるそうです。

コロナ禍よりもずっと以前から、たまにニュースなどで見ることはあったのです。
「お客様は神様」をかさに着て、従業員に対して高圧的な態度で迫る客のこと。
違うでしょ、従業員は召使いでも何でもないし、客はご主人様でも何でもない。従業員と客は対等です。

私が思うに、サービス業や運輸業の従事者の皆様こそが「神様」です。
雨の日も風の日もトラックで長距離を走って生活必需品や色々な物資を届けて下さる皆様。

運輸業とはちょっと違うけれど、新聞配達の方が台風の暴風雨の最中の配達中にお亡くなりになったというニュースをここ数年毎年のように見るので、辛くなります。
そこまでして新聞を届けなくても、命の方が大事じゃないのって。新聞契約者の皆さんも、台風の暴風雨の最中くらい、新聞が届かなくても文句を言わないで欲しい。

トラックも、時々暴風雨に煽られて高速道路や橋の上で転倒したりしてますよね。
通信販売の拡大によって人手不足な中、届けた先が留守で宅配ボックスなども無い場合、再配達しなければならない。それも1軒や2軒じゃないし、膨大な量の配達物があるし、時間指定とかの物もあるから、きっと、配達の方は、あっちに行ったりこっちに行ったりしなくてはいけないはず。効率的な配達なんて無理に違いありません。

ちなみに、私は以前は時間指定にしてその時間帯には必ず自宅に居るようにしていましたが、数年前から「置き場指定」を利用できる通販サイトもあって、それを利用しています。

毎日色々な場所に行って沢山の人と対面して荷物の受け渡しをしなければならないのは、本当に大変だと思います。

小売店などのレジの方々も、何時間も立ちっぱなしで、どんな客にも笑顔で対応してくれます。
多くの方がパート従業員だと思うのですが、家事や育児などの合間を縫って働いておられる方も多いのですよね。仕事を終えて自宅に帰ったら休めるわけではなく、家事や育児などで時間に追われる方も居られるでしょう。
飛沫防止シートやアクリル板越しとはいえ、毎日どれほど多くの買い物客と対面するのでしょう。大変な仕事です。

消費者の中には、そういったエッセンシャルワーカーを見下すような言動する残念な人がいるようです。
「お客様は神様」と思って、客には何でも許されると思っているのでしょうか?

そもそも、「お客様は神様です」という言葉は誤解されています。
私が子供の頃に祖母や母親が大好きだった歌手の三波春夫さん。
三波春夫さんが「お客様は神様です」と言って広まった言葉だと思うけれど、「お客様は神様のように敬うべき」という意味ではないらしいのです。三波春夫さんの言った「お客様は神様です」は、「神様の前で歌うように邪念を払って歌わなければ、いい歌は歌えない」という、自分の歌に対する向き合い方を示すものだったようで、そもそも積極的な発言でもなかったようなのです。詳しくは下記サイトの「お客様は神様です」の欄をご参照ください。他にも、いろいろなサイトで紹介されているようですが。

  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B3%A2%E6%98%A5%E5%A4%AB

それから、サービス業という名前についても、誤解がありますよね。物質的な形のないものをサービスという形で提供して満足感や安らぎや感動などを客に与えることで、対価を得る事業とでも言いますか。
以前は小売店などで「より良い品をお手頃価格でご奉仕」などと目にしたりしたけれど、奉仕といっても、消費者が偉いわけじゃなくて、立場は対等です。
でも、サービス業の間でも資本主義で自由競争だから、顧客を奪い合う形となって、「お客様は神様」的に大事にしたのでしょうね。お客様側もますます勘違いしてしまう。

コロナ禍以前からあった「お客様は神様」問題(と、勝手に名付けました)ですが、コロナ禍において一層目立ってきたのは、やはり国民全体が、不安で苛立って希望も持てずストレスが溜りに溜まっているからでしょう。

新型コロナウイルスは、或る意味人災ではあるけれど、今のような全世界に広がった状態では、もはや何処に或いは何に責任を押し付けても、何も変わりません。
どんな万全な対策をしよう100%は難しく、抜け道を通ってウイルスは広がるのです。
ウイルスはずっと居座るのです。ワクチン接種が広まって大多数の人達が抵抗力を持つまで、重症化を防ぎ一回飲めば一気に回復できる特効薬が出来るまで、脅威は去りません。

だから、対策を講じるのは勿論大切で必要な事だけれど、それだけでは足りません。
ニュージーランドのアーダーン首相のように、強く優しく温かく国民に寄り添う姿勢が必要です。要請やお願いではなく、庶民の心情に寄り添った語り掛けが必要です。庶民がどんなに追い詰められているか、おそらくは、永田町のエリートの皆様には分からない。けれど、分かろうとしなくてはいけません。その事を政府は受け入れ、理解し、あえて批判も享受し、国民の誰一人としておろそかにはしないという気概を持って、真摯に語り掛けてほしい。

そして、一度広がってしまった消費者優位の考え方は、簡単には治らないと思うので、小学校からの学校教育で、正しい消費者教育をして欲しい。
かつて、悪徳業者などによって消費者が泣き寝入りするケースが増え、消費者教育の必要性が叫ばれて始まったものと思いますが、今の時代、消費者の権利の主張だけでは片手落ちです。
消費者の権利は正しく主張されなければならないけれど、事業者側の従業員の人権も守られなけらばなりません。両者はどちらが上、下というものではなく、契約(形のないサービスを含め消費活動を行えば、それは契約がなされたことになります)の上の対等な関係であるということを、小学生のうちから、分かりやすく教える必要があります。
そうすれば、時間はかかっても、何年か先には、きっと世の中の考え方も良い方へと変わっていくでしょう。
誹謗中傷は止めましょう。される側もする側も傷付くはず。
大震災に見舞われても、暴動が起こるわけでもなく、水や食料の配布を人々は静かに列を作って待つことが出来る。そんな世界中が驚嘆し、感動し、称賛した日本の素晴らしさを、コロナ禍にあっても見せて欲しい。心からそう願わずにはいられないのです。

改正予防接種法の成立に思う2020/12/02

新型コロナウイルスのワクチンを円滑に接種する体制を整備するための法律が参議院本会議で全会一致で可決・成立したとのこと。

ワクチンの接種を国民の「努力義務」と位置づけ、接種は市町村が行い、費用は全額国が負担するという。
また、健康被害が確認された場合は、医療費の支給などを行うほか、健康被害を受けた人に製薬会社が賠償した場合は、国が損失を補填することも盛り込まれているという。
高齢者や基礎疾患のある人、医療従事者を優先的に接種する方針のようだ。

改正予防接種法の内容自体は、一定の評価はできる。

しかし、ワクチン接種の優先順位は、高齢者や基礎疾患のある人、医療従事者だけでは足りない。
介護施設職員、保育園等の職員、幼稚園を含む学校職員、そして、忘れてはいけないのが、ゴミ収集業務の従事者だ。
次には、小売店従業員や飲食店従業員、運輸配送業の従事者などの、いわゆるエッセンシャルワーカー。

特に、ゴミ収集業者や運輸配送業者は、社会において血管のような重要な業務を担っているにもかかわらず、心無い人達からの謂われなき誹謗中傷も相次いでいるらしい。

ゴミが収集されなければ街にゴミが溢れ、悪臭も漂い、不衛生になるし、運輸配送はストップすれば生活必需品さえ手に入らなくなる。
人の体に置き換えれば、静脈と動脈だ。血液の流れが滞ればどうなるか、分からない人は居ないはず。
そんな必要不可欠な業務に携わる人達を攻撃するなんて言語道断。

政府は、そんな必要不可欠な業務について、もっと国民の理解を深める努力をし、従事者を守るべき。

それから、健康被害についてだが、新型コロナウイルスワクチンによる健康被害をどのように定義するのか。どの程度の健康被害で医療費が支給されるのか。どこが判断するのか。製薬会社から賠償を受けるためには結局は裁判が必要ではないのか。などの疑問が残る。

私は特異体質らしく、様様な薬で副反応を起こすために治療にも支障をきたし、救急搬送されたこともあるし、インフルエンザ予防接種でも発熱で2週間ほど寝込んだことがある。
私自身は長い人生の中で肺炎や気管支炎には何度もなっているけれどインフルエンザには一度も罹ったことが無く、高齢の母親との同居に当たって感染源とならないように人生初インフルエンザ予防接種を受けたら、大変な事になった。
予防接種時に副反応の説明が無く、当時無職であったこと、自分以外には車の運転が出来なかったことなどもあり、病院には行かずに自宅で寝て回復を待った。

だから、私は、新型コロナウイルのスワクチン接種が「努力義務」と言われても、接種できない。接種後に体調が悪くなっても、一人暮らしの私を、一体誰が看病したり病院に連れて行ってくれたりするというのか。
それに、健康被害が確認された場合の医療費の支給にしても、「ワクチン接種との因果関係は確定できない」などと言われたら、きっと支給されないのだろう。製薬会社からの賠償も、ハードルがかなり高いと思われる。
それに何より、たとえ医療費が支給されたり、賠償金をもらえたりしても、健康被害で苦しむのは自分自身。同じ苦しむなら、自らワクチン接種を選んで副反応による健康被害を被るリスクを冒すよりも、徹底的に感染予防対策をした上で万が一感染するリスクを取ったほうがマシだ。
あくまで特異体質な自分に限ってだが。

政府には、もっと熟考して納得できる法律にすることと、リスクも含め国民にきちんと分かりやすく説明することを望む。

新型コロナ第三波、政府への提言2020/12/02

65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人に対して、東京発のGo To トラベルの停止または自粛が決まったようだ。
私は全く評価しない。片手落ちもいいとこだ。
第三波に対して積極的な対策を行っていないという批判をかわす為の、形だけの対応としか思えない。

政府は経済を止めたくない。それは分かる。観光や宿泊、飲食、交通などの従事者の経済生活を守るために、Go To トラベルは一定の効果を上げているらしい。収入が無くなって事業が立ち行かなくなったり、中には絶望して死を選んでしまう例もあるらしいから、それは避けなければならない。

一方で、新型コロナウイルス感染による死者の増加や医療のひっ迫という現実もある。こちらも深刻。

両者を天秤にかけるわけにはいかない。どちらも守らなくてはならない。
そうであるなら、まずは感染拡大を止める対策を実行し、その上で経済支援に力を入れるべき。

65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人のGo To トラベル停止または自粛というのは、本人たちの感染を予防する意味しかない。若い人たちがGo To トラベルによって移動すれば、移動した先で感染拡大を引き起こす。その対策は全く考えられていない。

私の住む県も急速な第三波に襲われているが、きっかけは、感染拡大する大都市との間の移動で、それがクラスターを引き起こし、今では感染ルートを追えない市中感染が急増している。

65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人は、感染すれば症状が出やすいから、体調が悪くなり、多くはGo To トラベルを控えるだろう。もちろん、体調が悪いのを押して旅行して感染源となった例は過去にあったが。
若い人は感染しても症状が出にくいから、もし感染していても気付かずに移動し、移動した先で感染を広めてしまう。けれども、政府は、その事に対する対策を打つ気は全くないらしい。

私の母がお世話になっているグループホーム。第二波終息後に一度は面会制限が解除されたが、急速な第三波の拡大により、ついに再び面会禁止となった。
自閉症スペクトラム障害の上にコロナ禍によって社会から孤立してしまっている私は、情緒不安定で母に会うことは難しい。代わりに姉や姪が面会してくれていたが、それも不可能となった。

第一波よりも第二波よりも急激で大きな第三波。これが下火になったとしても、また第四波がやってくるに違いない。
ワクチン接種が広がり、感染拡大が抑えられ、万一感染したとしても重症化が避けられる、という状態にならない限り、平穏は訪れないのだろう。

道のりは長い。政策を打つ政府も大変なのは分かるが、それが出来なければ政府としての意味は無いに等しい。

眠そうな目での釈明は、もう見たくない。飽き飽きだ。
対面や保身を捨て、熱意あふれる瞳で、使命感を持って立場に関係なくリーダー達が一丸となり全力を傾けて、今こそこの難局を乗り切るリーダーシップを発揮して欲しい。
尊敬するに足る指導者であると証明して欲しい。
そして、国民が勇気と希望を持って頑張れる国にしなければならない。

上記とは別に、以下の提言をしたい。

早急に、年越し村の設置支援を!
このままでは年を越せずに自殺を考える人が急増する。
これとは別に、DVに悩む女性と、自宅を失った人の為の宿泊場所の確保を! 
観光業が低迷して空いている低額な宿泊施設や、民間の研修施設、教育委員会が設置している青少年研修センター等の宿泊が出来る施設を借り上げ、無料で提供を!

限られるであろう予算は、本当に必要な対策に使って欲しい!

非正規雇用の格差是正を!2020/10/13

非正規社員に対する退職金やボーナスの支給が最高裁判決で認められず、逆転敗訴した二つの訴訟。
私も怒りを禁じえない。
というか、はらわたが煮えくり返る思いだ。

落胆「不公平感募る」=「最低裁だ」憤る原告―非正規訴訟で逆転敗訴
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%90%BD%E8%83%86-%E4%B8%8D%E5%85%AC%E5%B9%B3%E6%84%9F%E5%8B%9F%E3%82%8B-%E6%9C%80%E4%BD%8E%E8%A3%81%E3%81%A0-%E6%86%A4%E3%82%8B%E5%8E%9F%E5%91%8A-%E9%9D%9E%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E3%81%A7%E9%80%86%E8%BB%A2%E6%95%97%E8%A8%B4/ar-BB19YmKC?ocid=msedgntp

大阪医科大学の研究室で秘書のアルバイトをしていた50代の女性の訴えに対して、
判決で、最高裁判所第三小法廷の宮崎裕子裁判長は、
「大学では、正規の職員は業務内容の難易度が高く、人材の育成や活用のために人事異動も行われ、正職員としての職務を遂行できる人材を確保する目的でボーナスが支給されている。一方、アルバイトの業務内容は易しいとうかがわれる」と指摘し、
「(アルバイトに)ボーナスが支給されないことは不合理な格差とまではいえない」と判断したという。

また、東京メトロの子会社「メトロコマース」の契約社員らの訴えに対しては、
最高裁判所第三小法廷の林景一裁判長は、
「退職金は労務の対価の後払いや、続けて勤務したことに対する功労の性質もある。正社員は複数の売店を統括し、サポートやトラブル処理などに従事することがあるが、契約社員は売店業務に専従し、一定の違いがあったことは否定できず、配置転換も命じられない」と指摘し、
退職金を支給しないことは不合理な格差に当たらないとする判断を示したという。

今回の裁判では、裁判長があまりにもアルバイトや契約社員を見下しているし、アルバイトや契約社員の仕事は簡単な仕事と決めつけているし、アルバイトや契約社員の業務は功労に値しないと言っているも同然だ。
不愉快極まりない。

アルバイトも契約社員も、生活がかかっているから必死に頑張っている。正社員に比べて、いつ解雇されるか分からない不安定な立場だから、手抜きなんか出来ない。納得できない事があっても、契約を更新して貰えなくなるかもしれないと思えば、我慢しなければならない。
それに、現場に出ればアルバイトも契約社員も関係なくなってしまうし、立場が弱い方が多くの仕事を振られてしまうのは世の常だ。
売店などでは、正社員とか契約社員とかお客さんはいちいち考えない。
「私は契約社員だから分かりません、できません」などと言うわけにはいかない。
私は教員以外にも様々な仕事を経験し、嫌な思いも沢山しているから身に染みて分かる。

それに、何より重要なのは、正規の採用枠が少ない為に、仕方なくアルバイトや契約社員として勤めざるを得ないという事実を全く無視している点だと私は思う。
能力が低いからアルバイトや契約社員に甘んじているわけではないのだ。正社員のほうが年齢が若く経験も少なくて仕事ができないという場合だってある。今回の場合だって、両ケースともに、アルバイトや契約社員とは言え経験が長かった。
給与が安い事やボーナスや手当てが無い事に納得してアルバイトや契約社員を自ら選択したわけではなく、多くの非正規労働者は、他に道が無かったから、仕方なく非正規労働者となったのだ。

なぜ現在のように非正規雇用が拡大したかと言うと、私の記憶では、小泉純一郎元総理の規制緩和改革から始まっている。
当時は小泉元総理は大変な人気で写真集まで出され、私の同僚も購入していた。
私は、非正規雇用を拡大させる小泉元総理の改革に当初から大反対だったので、なぜ世間の小母様方が写真集まで買って熱狂するのか不思議でならなかった。
規制緩和と言うと聞こえは良いが、要するに、企業が安い労働力を手軽に使い捨てられるようにしたのだ。国際競争力を高めて日本の企業が勝ち抜くために、良質で安価な労働力が必要だったのだ。
物は言いようで、正社員に採用されない人が非正規であれば雇用されやすくなるとも言えるだろうけれど、雇用条件に格差があり過ぎるのだから、残念ながら、労働者の為の改革とは言えない。
そして今や労働者の4分の1は非正規といわれ、格差は広がるばかりだ。
かつては1億総中流社会と言われた日本だが、もう何処にもその面影はないように思える。

「同一労働、同一賃金」などと言われても、哀しいかな、そう簡単に労働者が平等に扱われることはない。
年功序列だし、上司に部下は物が言えないし、今や正社員でも昔ほど安泰とは言えない時代ではあるが、それでも、非正規労働者は圧倒的に立場が弱いのだ。
コロナ禍でも、多くの非正規労働者が派遣切りされているというし。

政治家や高学歴の学者や大企業の取締役や、そんな著名人たちだけが社会に貢献しているのではない。
高名な建築家による構造物も、多くの現場労働者たちが居なければ作ることが出来ない。
政治家は、政策を作って社会を動かしているのは自分たちだと思っているかもしれないが、実際に社会を支えているのは、名も知れず低賃金で働いている人達なのだ。
ある意味では、低賃金で地味な仕事をしている非正規労働者こそが、最も社会に貢献しているとも言えると思う。

司法は、弱い立場の非正規労働者の味方であって欲しい。

私は、日本から非正規雇用を無くしてほしいと思う。正規も非正規も無く、労働者として同等の権利を享受できる社会になって欲しい。



以下、蛇足ながら私の体験。

※ 私が大学1年の頃、山〇海苔のメーカーからデパートのお歳暮コーナーでのアルバイトを依頼された。山〇海苔については、メーカーさんより説明と指示があり、私は一生懸命に接客したのだが、昼直前、突然つかつかと現れた黒い背広姿でフロア部長のバッジを胸に付けた男性店員が、私に〇本〇海苔コーナーに関して文句を言うので、「私は山〇海苔のメーカーのアルバイトなので、〇本〇海苔のコーナーに関しては分かりません」と答えると、
「たとえそうでも、同じ売り場に立つ以上、違うメーカーの事は関係無いで通ると思うのか!!」
怒りに任せて怒鳴られた。
私は悪くない。学生アルバイトの身で、立場以上の、他のメーカーの売り場に首を突っ込む方が間違っている。〇本〇海苔の売り場に気に入らない事があるなら、〇本〇海苔の担当者に言えばいいのだ。隣の売り場に居ただけで責任を押し付けられるなんて、あまりにもひど過ぎる。事情を知らないお客さんに言われたなら、仕方ないと我慢も出来るが、相手は事情も知るはずのフロア部長。
周りにいたデパート店員も、私を気の毒そうに見るだけで誰も助けてはくれなかった。フロア部長は、私に怒鳴ると、さっさと立ち去った。
私は、あまりの理不尽さに、昼食時間、従業員用のトイレで一人わあわあ泣いた。泣くしか出来なかった。泣いていると、山〇海苔のメーカーさんが、ドアの外から「大丈夫? 話は聞いたよ。泣きたいだけ泣いていいよ」と声を掛けてくれた。
「大丈夫です」と答えるしかない。
あの時のフロア部長は、もしかしたら、私がアルバイトだと知っていて怒りをぶつけたのかもしれない。デパートの制服ではないエプロン姿で、一番年若く、一番が弱い立場であることは、一目で分かったはずなのだから。
後から、他の店員に聞いた。災難だったね、あのフロア部長は、日頃からああいう態度なのだと。

※ 私が大学4年時の採用試験は超狭き門でクラスから誰も合格できず、私は某有名私立大学付属高等学校で週にわずか12時間の非常勤講師をしたのだが、交通手当も住居手当も無く、行事や祝日で授業が無くなればその分の時給は支給されず、夏休み中は給与ゼロで、会議や行事は給与は出なくても勉強のために出席せよと言われるし、採用試験当日の課外授業を命じられるし、新年度の契約更新については2月になっても3月になっても何も言われず、どれだけ理不尽な思いをしたか分からない。

※ 他県で別の私立高等学校に採用されるも、理事長の横暴やその言いなりになった管理職、明らかにおかしい事がシステム化され、異議を唱えると、管理職に洗脳されたかのような同僚に窘められ、生徒が問題を起こせば夜中でも電話でたたき起こされ、ノイローゼ寸前に。

※ 県の採用試験に合格し、初任者とはみなされずに最初から担任を命じられるも、私よりも年齢も経験年数も上な同僚が、量的にも質的にも仕事をしておらず、暇にしていることに不公平感を抱かずにいられなかった。

※ 職員会議で決定したことが、校長によって覆されることがどの学校でも度々あり、皆で異議を唱えると、校長曰く
「学校における最高(終)決定機関は、職員会議ではなく校長である」
一番民主的であるはずの学校は、実に封建的な縦社会だった。

※ 私が校長と共に他県で行われる研究会に出席する際、校長は旅行命令書から何から全ての手配を私に任せた。任せたというと聞こえが良いが、自分は何もせずに私にさせたという事。そして私は、事務部で記入された出張手当の金額を見て、理不尽で不愉快な事実を知った。実際に研究発表をするのは私であり、同じ交通機関で同じ会場に行き、そこで準備される同じ弁当を食べ、同じホテルに宿泊し、自己負担額は同じなのに、管理職というだけで、日当どころか交通手当も宿泊手当ても昼食手当ても2倍近く高い金額が記入されていた。校長が自分の出張手続きくらい自分ですれば、私は理不尽な事実を知って不愉快になることもなかったのに。

※ 当時はパワハラやモラハラという言葉は無かったが、私は当時の校長にパワハラやモラハラを受け、過重労働で心身ともに限界となって、年末の希望届けで退職を願い出たが、翌年に私に頼む予定の仕事を頼む人が居ないからと聞き入れられず、翌年は死に物狂いで一人七役ほどの仕事をこなし、今年こそはと退職を申し出るも、再び慰留され、「あと1年と言う約束でした」と伝えて退職したのだが、それほどの仕事ぶりであったのに、暇を持て余したような定時帰宅の年上教諭でも、給与は年功序列だったことは、本当に割に合わないと感じた。

※ パワハラ、モラハラ、過重労働で一度は半年間の休職をしたほどに心身ともに限界であったのだが、退職前の私の年収は800万円ほどあった。ところが、その後に別の高等学校に請われて講師をすると、講師の立場ゆえ運営委員会に出席できない以外は全て他の正規教諭と同じかそれ以上の仕事をしても、年収は150万円以下に。これから採用試験を目指す若い年齢なら、経験も知識も不十分で仕方ないと思うが、一度退職したというだけで、それまでのキャリアも雀の涙ほどしか考慮されず、発言権も何もない虚しさ。

私は、母の介護のために、慰留された欠員補充の講師の仕事も断って、それ以降、現在も無職だ。講師の仕事を引き受けなかった第1の理由は母の介護だが、講師という立場では長いキャリアも高いスキルも少ししか生かせず、給与は全く労働に見合わず、会議に参加できないために決められた事に黙って従うしかなかったことも、かなり関係している。
運営委員会に出席できない以外は同じ仕事をしているのに、講師だというだけで年収は教諭の5分の1以下にしかならないことを知っていたから、本当に虚しくなった。月々の給与も半分程だったが、やはり大きかったのは期末手当(ボーナス)の差だった。

日本社会では、最初にレールに乗り遅れると、その後に遅れてレールに乗ることは難しい。そして、一度でもレールから離れると、もう二度と元には戻れないようだ。

台風とコロナとGo To キャンペーン2020/10/10

台風14号、九州は無事だったけれど、三重県や和歌山県、三宅島、伊豆諸島などが心配です。昨年大きな被害のあった千葉県は大丈夫でしょうか。

一昨日、実はもう1つ書きたい記事があり、脳内では書き上げていたのですが、「口腔ケアとインフルエンザ予防接種」を先に書いていたら深夜になってしまい、昨日も、パソコンを開いた後にメールチェックして返信したりしていたら眠さに負けて書けなかったので、もう書かなくてもいいかな?と思ったのですが、やっぱり今日書くことにしました。

千葉県鋸南町の昨年の台風15号の被害で、屋根や壁を直すことも出来ずにブルーシートのままの家が沢山あることです。千葉県や政府は、どうして手を差し伸べないのでしょうか。

ブルーシートを張ってロープで縛って土嚢の重しをしたって、台風の暴風雨にはひとたまりもありません。1年経っても修理できず、台風14号がまた向かっているというのに、住んでいる方はどんなにか心細く怖く不安なことでしょうか。
おそらくは、修理できないまま1年経つうちに、1年前よりもっと深刻になっているはずです。家の状態も、お住まいの方の精神状態も。
もし私の家の屋根が1年もブルーシートのままだったら、私は気が狂いそうになると思います。

依頼しても修理がなかなか出来なかった理由の一つは、東京オリンピックの為に資材や人材が不足したこともあったらしいです。
そして新型コロナウイルスにより人の移動が制限され、ますます修理が難しくなりました。

新型コロナウイルスによる移動制限は解除され、Go ToトラベルやGo Toイートも始まっています。経済が低迷し、特に打撃の大きかった観光産業や飲食業などの活性化には、一定の効果もあるでしょう。
けれど、運用の仕方があまりにもお粗末で、本当に困っている事業者には恩恵が少なく、接触確認アプリCOCOAを利用条件に入れないものだからCOCOAのインストール割合は低いまま。
Go Toキャンペーン利用に接触確認アプリCOCOAのインストールを必須条件にしないのは、そうするとGo To利用者が減ると思っているのでしょうか。

Go ToイートについてTVで報道された時、私は疑問だったのですよ。
「昼食の予約で500ポイント、夕食の予約で1000ポイントって、食事の値段は関係ないの?」って。
私は外食しないので、それ以上追及はしなかったのだけれど、案の定、夕食の予約をして100円のソフトクリームだけ食べて1000ポイントをせしめるなどの荒業を、平気でやる人達が続出したらしい。
Go Toイートを企画運営している方々は有能な方々でしょうに、そんな事態を予見できなかったのでしょうか。庶民感覚なさすぎて、思い付きもしなかったでしょうか。
Go ToトラベルもGo Toイートも、小規模なところにもちゃんと恩恵が行き渡るやり方を考えるべきです。私にはアイデアが無いではないけれど、ここに書いても意味が無いし、説明が長くなるし。

低迷する経済を立て直すことは重要だし、倒産や失業を少しでも食い止めるには色々なアイデアを実行する必要があるでしょう。
試行錯誤する中では、必ずしも成功するものばかりでないのは仕方ないかもしれません。
けれど、今現在本当に困っている人が誰なのかも、ちゃんと考える必要がある!

壊れた家に1年も住み続けざるを得ない方々を、どうか思いやって欲しい。
移動制限が解除されGo Toも始まっているのだから、他県からでも資材や人材の移動は可能になったはず。
政府と千葉県が協力すれば出来るはず。
だから、残念ながら今回の台風14号には間に合わなかったけれど、ブルーシートのまま取り残されている家の1日も早い修理を、どうか真剣に考えて欲しいと思うのです。

被災者の生活再建のために2020/07/17

明るい未来はあるのだろうか?
総務省消防庁の17日正午現在のまとめによると、令和2年7月豪雨の被害は「住宅被害 九州中心に全国25県 計1万5356棟確認」とのこと。多くの人命も失われている。
ニュースでは、被災者やボランティアが、使えなくなってしまった家財道具を運び出し、泥を掻き出し、水洗いして、なんとか生活再建しようとする姿が伝えられている。
やるせない気持ちになる。
もし私の家がこのようになってしまったら、私には、果たして、泥を掻き出し、泥にまみれた家財を運び出し、前を向いて頑張る気力が持てるだろうか。途方に暮れて泣き明かすのではないか。火を付けて全てを燃やして終わりにしてしまいたくなりはしないか。

平成29年7月九州北部豪雨、平成30年7月豪雨、令和元年の前線に伴う大雨、そして、今回の令和2年7月豪雨。近年は想定を上回る豪雨による水害が頻発している。もう「想定外」という言葉を逃げ道にしてはならない。
もちろん迅速な避難は欠かせないが、避難して人命が助かっても、生活の場は失われるかもしれないのだ。

地球温暖化の影響で、気象は一昔前の常識は通用しなくなっている。日本中どこで豪雨災害が起きるか分からないし、一度被災した地域が、二度と豪雨災害に合わないとは言えない。
現に、福岡の或る農家は、4年連続畑が水害被害を受けたということだ。それでもなお農家として頑張っているのは、どんなにか大変なことだろう。

逃げ伸び、生き残ることが出来た命。生活再建のためには、泥を掻き出し、家の中を住める状態にする必要がある。
けれど、もう二度と水害に合わない保証はない。再建が済む前に再び次の災害に遭うことも考えられるし、再建したのも束の間、再び……ということになったら、せっかく助かった人たちの気持ちもくじけてしまうだろう。
被災者が安心して生活再建できるためには、抜本的な対策が必要だ。
政府には是非、災害給付金だの地方交付税の前倒しだのお金だけではなく、たとえ想定外の豪雨があっても災害を起こさない治水対策をしっかりとやって欲しい。

それから、足りないボランティアの問題がある。
コロナさえなければ、全国から多くのボランティアが訪れ、被災者の大きな支えとなることは間違いないが、コロナ禍により移動を制限せざるをえず、密集も避けなければならず、十分なボランティアが確保できない。
けれど、ボランティアが確保できないのは、コロナ禍のせいばかりではない。全国的に災害が頻発すれば、当然のことながら、ボランティアは分散されるし、そもそも、近年の災害規模を考えると、ボランティアの善意にばかり頼るわけにはいかないと思う。災害地は衛生状態も悪化し、怪我を負うリスクもあるし、加えて今はコロナ感染のリスクもある。
ボランティアは被災地に負担を掛けないために、自己完結することが正しいとされる。交通も作業道具も食事も宿泊もボランティア保険も全てである。慣れた人ならよいが、そうでない人にはハードルが高い。
やはり、被災地の災害復興、生活再建は、ボランティアの善意だけに頼るのではなく、ある程度は国や自治体が予算を使って行うべきだと思う。
そうしなければ、近年の拡大する災害から、被災者の迅速な生活再建を図るのは困難だろう。
政府には、予算の使い道をしっかりと考えてほしい。

残酷な神の支配するこの哀しい世界に……2020/06/14

黄昏の美しい空
日々のニュースを見るたび、心が痛くなる。知名度も財力も発信力も体力もない私には、どうすることもできないし、世界を変える力になんてなれない。人づきあいや目立つことが苦手な私は、環境活動家のグレタさんのようにもなれない。誰かの協力があれば、もしかしたら何かできるのだろうか。

今一番多くの被害を出している新型コロナウイルス(CVID-19)は、もちろん最大の関心事であり、特に、世界中で起きている高齢者施設や低所得者居住地域での集団感染は、心が痛んでならない。世界が一つになって助け合えたらと思うが、今は先進国も自国のことで精一杯で、時間的にも経済的にも人員的にも余裕がない。
世界には国家予算にも匹敵するような財力を持つ途方もない資産家がいるらしい。貧困層が増える一方で富裕層も増え、国際NGO「オックスファム(Oxfam)」によると、世界の最富裕層26人が、世界人口のうち所得の低い半数にあたる38億人の総資産と同額の富を握っているという。

【参照】
世界の超富裕層26人、世界人口の半分の総資産と同額の富を独占
2019年1月21日 14:19 発信地:ダボス/スイス [ スイス ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3207339

是非その方々にお願いしたい。どうか世界を救ってください。世界の難民や貧困層に手を差し伸べてください。どうか、経済的な援助を。
だって、お金は天下の巡りもの。それでこそ生きるものなのだから。

世界は混迷を極めている。
黒人問題は歴史が長く根が深い。先住民問題も然り。救いは、世界中で抗議活動が巻き起こっていることだ。日本でも、長く存在しないものとして扱われてきたアイヌ問題に、漸く光が当たり始めている。制度や法律が改進されても、差別的な言動をしてきた人達の心がすぐに変わるわけではないし、時間はかかるだろうけれど、きっと良い方向へと進んでいく。そう願いたい。

台湾や香港、ウイグル問題やチベット問題などのことを思うと心が痛む。
中華思想。かつて中国は確かに世界の中心であったかもしれない。思想や技術や芸術や、日本も含め多くの国がその恩恵に与った。でも、子供達は成長すれば親元を離れて自立するもの。スポーツの世界でも、師を越えることこそが最大の恩返しだと言う。いかに優れた父親でも、いつまでも子供を縛るべきではない。
中国は内政干渉だと言うけれど、それでは、国家権力は自国民に何をしても許されるというのか。国家体制存続のために国民があるのではない。国民の幸せのためにこそ国家はあるべきなのだ。

戦前の日本は、内閣とは名ばかりの軍部の傀儡政権により、世界が変わろうとしていることも気付かずに軍国主義を暴走させ、自国民を犠牲にし、世界中に迷惑をかけ、大きな過ちを犯した。
でもね、日本全土を焦土にした空襲、そして、沖縄、広島、長崎、あれは本当に必要だったの? もちろん、多大な被害をひた隠しにし、勝利のみをアピールして、二つの原爆を投下されるまで暴走を止めなかった軍部が悪い。けれど、空襲や原爆による死傷者の大半は老人や子供や母親達だった。私の父も、中学を卒業して就職した先で東京大空襲にあい、黒焦げの死体の山を縫って逃げ伸び、帰郷すると、今度は延岡大空襲で再び焼け出された。幸い家族は無事だったものの、極貧から死に物狂いで立ち上がらねばならなかった。(父の話はまた別の機会に)
今はアメリカ大好きな日本。複雑な気持ちになる。
でも、もし万が一、日本があの戦争に勝っていたら、今の日本は、そして世界は、大変なことになっていたかもしれない。
その意味では、アメリカに感謝せねばならない。戦時下では様々な理不尽もあったにせよ、アメリカという国が、そして多くのアメリカ人が、基本的には博愛に満ちていたことに感謝しよう。
アメリカにお願いしたい。世界平和の番人たる力を思い出してと。2つの大国に挟まれた日本、過去の過ちを背負った日本には、残念ながらその力は望めないだろう。
どうか、中国と対立する北風ではなく、頭脳と政治力で南風になってください。1位と2位の経済大国の関係悪化は、世界に不幸しかもたらさないのだから。

残念ながら、日本国内でも、この先大きな不幸を招きそうな問題がある。人手不足が進む日本では、都市部に限らず地方でも外国人労働者に多くを担ってもらっている。それなのに、日本では、そうした外国人労働者に対する意識や制度があまりにも遅れている。
かつて日本も貧しいころに、多くの労働者が夢を抱いて移民となり、現地で大変な苦労をしたという。提供された夢の新天地が実は荒れ地やジャングルだったり、差別や偏見を受けたり、現地で国民として受け入れられるまでには苦難の連続だった話も聞く。
だからこそ、外国人労働者に過酷な労働条件を強いたり、賃金を決められた通りに払わなかったり、子供たちが教育を受けられなかったり、そんなことは絶対にあってはならない。日本人と同等にしなければ、日本にとっても外国人労働者にとっても、大きな不幸となる。
国籍に関わらず、誰もが幸せになれる国であって欲しい。世界に誇れる歴史と伝統と文化を持った国なのだから、世界に誇れる幸福の国であって欲しいと切に願う。戦前のかつての日本がそうであったように。

歴史の中で幾度となく繰り返される悲劇。自然災害によるものもあるけれど、戦争や内戦や差別や偏見など人災も多い。日本で平和に暮らせているように感じても、世界のどこかで悲劇が起こっている。
どうして世界は、こうも複雑で悲劇に満ちているのだろう。
世界を複雑にしたのは人間。好戦的で差別や偏見を抱くのも人間自身。でも、人間をそのように作ったのは人間ではない。根底にあるのは、命に刻まれた未知のものへの恐怖らしい。恐怖ゆえに、人はシンプルに平和に暮らすことができないのだろうか。

これまでも、日本はもちろん世界の多くの人達が、自分の命を顧みずに頑張ってきた。ペシャワール会中村哲医師のように。だからきっと、少しずつは良い方向に向かっているはずだと思うけれど、世界は未だ残酷で哀しい。

残酷な神に支配されているとしか思えない、哀しすぎるこの世界。空や海は輝き、山や谷は絶景で、風が吹き、花は美しく、小鳥もさえずる。けれど、この地上に生きる人間達は、どうしてこうも愚かで哀しい生き物なのか。
同じ空の下で、同じ空気を吸い、姿形も大差ないというのに、何を守るために争い傷付けあうのだろう。
どうすれば世界の弱い立場の人々が笑顔で安心して暮らせるようになるのだろうか。
私には分からない。