大雨と、無職と、明日くれピアス!(^^)! ― 2020/07/11

前線と低気圧の影響で記録的な豪雨が続いている九州。
わずか1週間で平年の年間降水量の半分にも迫っている所もあるらしい。被害も日々拡大していて、コロナ禍のためにボランティアを広範囲に募ることも出来ず、被災者の方々が大変な苦労されていると思うと、自宅でのんびりしている自分が申し訳ない。
私の住む地域も、気象情報では豪雨が予想されていたのだけれど、幸運にも雨雲がそれることが多く、時折は土砂降りとなるが、止み間もけっこうある。
父が亡くなって実家に戻ってから、父の残した多数の植栽の手入れをしなくてはならなくなり、ついでにミニトマトや青ジソ、オカワカメなどの野菜や、数種類の柑橘類、癒しを与えてくれる花やハーブなど植えているのだが、こう雨ばかりだと、ちょっとくらいの止み間があっても、庭仕事をするのは難しい。
実家に戻ったと書いたけれど、厳密には戻ったというのは少し違う。私の両親は、私が生まれて以降でも6回転居していて、私が高校卒業後に自宅を離れた以降でも2回転居しているので、地域に知り合いもおらず、自治会活動には参加しているが友人が出来るわけでもなく、近所の人と挨拶くらいの会話はするけれど、話し相手もいない。
パワハラや過重労度に耐えきれずに退職し、その後数年は臨時の仕事をしたけれど、母の介護のために更新はせず、その後は、介護以外の社会との接点を失ってしまい、さらにコロナ禍も影響して、障碍者雇用枠も困難な状況。
なので部屋でパソコンに向かうくらいしか出来ない。
パソコンに向かえるだけマシになったのだ。
5月までは、パソコンに向かうことさえ出来なかった。気分が良い時には、夕方に庭に出て庭の手入れをすることもあったが、体は動かせても頭は働けていなかった。考える事を拒否していたかもしれない。
日中に外に出られないので、TVを見ていると、「お家にいよう、会えないときも、家族と電話で話そう」と呼び掛けられる。「距離を取ろう、みんな誰かの大切な人」そして、離れた家族がスマホのTV電話やパソコンのリモートで、幸せそうに会話する映像が流れる。
私は、自分が孤独であることを、何度も何度も思い知らされ、自然に涙がこぼれた。
頭が痛くてお腹が痛くて体がだるくて、息をするのも苦しかった。
そんな私を救ってくれるきっかけになったのは、メールアドレス変更の連絡を他県に住む友人に送ったことだった。
昨年に漸くスマホデビューしたのだが、迷惑メール対策を「強」にしていたにもかかわらず、迷惑メールに悩まされていた。メールアドレスを変えるしかなく、連絡が取れなくなると困る友人にそのことをメールしたのだ。
安否確認と用件のみの簡単なメールだったのだが、友人が長めの返信をくれたので、私もまた返した。ただそれだけのこと。顔を見たわけでも声を聞いたわけでもない。
その翌日、1ヶ月以上も続いていた体調不良が消えていた。
私は気づいた。顔が見えなくても、声が聴けなくても、たとえ文字だけでも、確かに「繋がり」なのだと。
私はブログを始めようと決め、「みんなの趣味の園芸」への写真や記録の投稿を6年ぶりくらいに再開した。
「みんなの趣味の園芸」には園芸相談のコーナーが新設されていて、質問をすると全国の園芸好きから答えが返ってくる。
私は、まだハーブが種でしか手に入らなかった30余年前からハーブ栽培を始め、薔薇や観葉植物をアパートで育て、実家の庭の植栽の手入れのために否が応でも調べて実践するしかなったので、多少の知識と経験があり、答えを投稿できることもあった。すると、またそれに対してコメントを貰うこともあり、ある意味エキサイティングな体験だった。
私も質問をしてみることにした。
「丁度この時期咲いている写真の植物の名前を教えてください。
かなり以前から、いつの間にか庭のあちこちで勝手に咲くようになった花で、雑草かと思いましたが、オレンジ色の丸い蕾に黄色い花が可愛く、花の後は綿毛のある大きめの種ができるので、うちの庭にも風で種が飛んできたのだろうと思います。
何年か前、訪問先でTVを見ていたらBSプレミアム「植物男子ベランダー」で、主人公と園芸仲間の二人で難しい花の名前をどれだけ知っているか競う場面で出てきたのですが、失念してしまい、ネットで検索しましたが分かりません。
ご存じの方がおられましたが、どうぞよろしくお願い致します。」
すると、驚くことに僅か6分後から回答があった。
「アスクレピアスですかね」
「キョウチクトウ科のトウワタですよ」
「アスクレピアスですね」
「アスクレピアス(トウワタ)ですね」
実は、私には読み書き障害もあり、カタカナ、数字、アルファベッドが苦手で、音符も5歳から音楽教育を受けたのにドレミと下から数えないと読めない。英語のスペルには苦労したし、漢字に変換できないカタカナ名も覚えにくい。
夾竹桃は知っているし、唐綿も覚えられるけれど、「アスクレピアス」はなかなか覚えられない。
「アスクレピアス」を検索すると、「アスクレピアス・クラサヴィカ(Asclepias curassavica)」と「アスクレピアス・ツベロサ(Asclepias tuberosa)」があり、うちの庭にあるのは前者だった。
なんとか覚えたい……と思っていたら、閃いた!(^^)!
「明日くれピアス(耳飾り) 倉錆か」
おう!これならバッチリ。小さい蕾や花はピアスにも見えるし、倉は錆びたら困る。
それにしても、こう雨続きだと、心まで錆びてしまいそうだ。
わずか1週間で平年の年間降水量の半分にも迫っている所もあるらしい。被害も日々拡大していて、コロナ禍のためにボランティアを広範囲に募ることも出来ず、被災者の方々が大変な苦労されていると思うと、自宅でのんびりしている自分が申し訳ない。
私の住む地域も、気象情報では豪雨が予想されていたのだけれど、幸運にも雨雲がそれることが多く、時折は土砂降りとなるが、止み間もけっこうある。
父が亡くなって実家に戻ってから、父の残した多数の植栽の手入れをしなくてはならなくなり、ついでにミニトマトや青ジソ、オカワカメなどの野菜や、数種類の柑橘類、癒しを与えてくれる花やハーブなど植えているのだが、こう雨ばかりだと、ちょっとくらいの止み間があっても、庭仕事をするのは難しい。
実家に戻ったと書いたけれど、厳密には戻ったというのは少し違う。私の両親は、私が生まれて以降でも6回転居していて、私が高校卒業後に自宅を離れた以降でも2回転居しているので、地域に知り合いもおらず、自治会活動には参加しているが友人が出来るわけでもなく、近所の人と挨拶くらいの会話はするけれど、話し相手もいない。
パワハラや過重労度に耐えきれずに退職し、その後数年は臨時の仕事をしたけれど、母の介護のために更新はせず、その後は、介護以外の社会との接点を失ってしまい、さらにコロナ禍も影響して、障碍者雇用枠も困難な状況。
なので部屋でパソコンに向かうくらいしか出来ない。
パソコンに向かえるだけマシになったのだ。
5月までは、パソコンに向かうことさえ出来なかった。気分が良い時には、夕方に庭に出て庭の手入れをすることもあったが、体は動かせても頭は働けていなかった。考える事を拒否していたかもしれない。
日中に外に出られないので、TVを見ていると、「お家にいよう、会えないときも、家族と電話で話そう」と呼び掛けられる。「距離を取ろう、みんな誰かの大切な人」そして、離れた家族がスマホのTV電話やパソコンのリモートで、幸せそうに会話する映像が流れる。
私は、自分が孤独であることを、何度も何度も思い知らされ、自然に涙がこぼれた。
頭が痛くてお腹が痛くて体がだるくて、息をするのも苦しかった。
そんな私を救ってくれるきっかけになったのは、メールアドレス変更の連絡を他県に住む友人に送ったことだった。
昨年に漸くスマホデビューしたのだが、迷惑メール対策を「強」にしていたにもかかわらず、迷惑メールに悩まされていた。メールアドレスを変えるしかなく、連絡が取れなくなると困る友人にそのことをメールしたのだ。
安否確認と用件のみの簡単なメールだったのだが、友人が長めの返信をくれたので、私もまた返した。ただそれだけのこと。顔を見たわけでも声を聞いたわけでもない。
その翌日、1ヶ月以上も続いていた体調不良が消えていた。
私は気づいた。顔が見えなくても、声が聴けなくても、たとえ文字だけでも、確かに「繋がり」なのだと。
私はブログを始めようと決め、「みんなの趣味の園芸」への写真や記録の投稿を6年ぶりくらいに再開した。
「みんなの趣味の園芸」には園芸相談のコーナーが新設されていて、質問をすると全国の園芸好きから答えが返ってくる。
私は、まだハーブが種でしか手に入らなかった30余年前からハーブ栽培を始め、薔薇や観葉植物をアパートで育て、実家の庭の植栽の手入れのために否が応でも調べて実践するしかなったので、多少の知識と経験があり、答えを投稿できることもあった。すると、またそれに対してコメントを貰うこともあり、ある意味エキサイティングな体験だった。
私も質問をしてみることにした。
「丁度この時期咲いている写真の植物の名前を教えてください。
かなり以前から、いつの間にか庭のあちこちで勝手に咲くようになった花で、雑草かと思いましたが、オレンジ色の丸い蕾に黄色い花が可愛く、花の後は綿毛のある大きめの種ができるので、うちの庭にも風で種が飛んできたのだろうと思います。
何年か前、訪問先でTVを見ていたらBSプレミアム「植物男子ベランダー」で、主人公と園芸仲間の二人で難しい花の名前をどれだけ知っているか競う場面で出てきたのですが、失念してしまい、ネットで検索しましたが分かりません。
ご存じの方がおられましたが、どうぞよろしくお願い致します。」
すると、驚くことに僅か6分後から回答があった。
「アスクレピアスですかね」
「キョウチクトウ科のトウワタですよ」
「アスクレピアスですね」
「アスクレピアス(トウワタ)ですね」
実は、私には読み書き障害もあり、カタカナ、数字、アルファベッドが苦手で、音符も5歳から音楽教育を受けたのにドレミと下から数えないと読めない。英語のスペルには苦労したし、漢字に変換できないカタカナ名も覚えにくい。
夾竹桃は知っているし、唐綿も覚えられるけれど、「アスクレピアス」はなかなか覚えられない。
「アスクレピアス」を検索すると、「アスクレピアス・クラサヴィカ(Asclepias curassavica)」と「アスクレピアス・ツベロサ(Asclepias tuberosa)」があり、うちの庭にあるのは前者だった。
なんとか覚えたい……と思っていたら、閃いた!(^^)!
「明日くれピアス(耳飾り) 倉錆か」
おう!これならバッチリ。小さい蕾や花はピアスにも見えるし、倉は錆びたら困る。
それにしても、こう雨続きだと、心まで錆びてしまいそうだ。
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