土用の丑の日2020/07/21

陽光に映えるハイビスカス
今日は土用の丑の日らしい。
母が比較的元気だった頃には、私も「鰻の蒲焼」を買って母と一緒に食べていた。

鰻と言えば、小学2年生くらいの頃の思い出がある。
「となりのトトロ」と同じ「ととろ」という地域の川の近くに父の会社の同僚がいて、釣りに2回連れて行ってもらったことがあった。
枝を落とした竹の釣り竿で、私は初めて釣りをした。と言うか、その2回しか釣りをしたことないけれど。
私は針にミミズやゴカイを付けることが出来なくて、父の同僚の助けを借りながら釣りをした。私を含め、釣れたのはフナやハゼ、エビばかりだったのだが、母が、2回とも鰻を1匹釣った。
50年も昔のことだし、母の料理のレパートリーは少なく、釣れた魚は全部、砂糖と醤油で甘辛く煮付けて家族で食べた。「鰻は本当は蒲焼にすると美味しいんだけどね」と母が言ったのを覚えている。当時は、蒲焼といったら、竹輪の蒲焼しか食べたことが無かったし、土用の丑の日とか全然知らなかった。
貧しい時代だった。電話も無かったし。

私が初めて鰻の蒲焼を食べたのはいつだっただろう。鰻重と言うものを初めて食べたのは、私が県の教員採用試験に合格し、初任校が天然鰻で有名な地域だったので、鰻専門店に案内されて食べた27歳の時が初めてだったと思う。そして、土用の丑の日に蒲焼を食べたのは、多分15年くらい前が初めて。
両親は「蒸してあるから柔らかいです」と表示されている市販の鰻の蒲焼が気に入らなかった。市販されているのはほぼ関東風で、私も、鰻の蒲焼は関西風じゃないと!と思う。

母の要介護度が上がってからは、鰻の蒲焼は食べていない。度々嘔吐下痢をしていたから、食事は、柔らかくて消化の良いあっさりして飲み込みやすい物に限られるようになったから。それ以来、私も食べていない。

そもそも、土用の丑の日に鰻の蒲焼を食べる習慣は、土用の頃には暑さで食欲が落ち、売り上げが落ちて困った鰻屋が平賀源内に相談した事に始まっていて、暑さで体力が落ちるこの時期に栄養豊富な鰻を食べることは理にかなっているというが、別に鰻に限らず、栄養豊富なら良くて、実は鶏胸肉が一番良いらしい。

鶏胸肉は栄養価が高いだけではなく、抗酸化作用が高く疲労回復や夏バテにも効果のあるイミダペプチドが豊富に含まれ、しかも比較的安価。その効果がTVで宣伝されるようになってから、値段は4倍くらいに高くはなったけれど、それでも他の部位よりは安価だ。
私はまとめ買いして冷凍し、必要に応じて電子レンジで蒸し鶏にして食べる。

今日はどうしようかな。
限りなく猛暑日に近い真夏日が続き、コロナ禍もあってほぼ外出しないし、一人では何を作って食べても、あんまり美味しくは感じないし。
それに、長雨で野菜が例年の3倍くらいの値段。私の経済観念ではなかなか手が出せない。
裏庭に自分で開墾したミニ農園が無ければ、野菜不足になるかも。

病気になって病院に行くのは面倒だし、まだコロナ感染が不安だし、看病してくれる人もいないから、一応栄養はしっかり摂取しなければ。
1パック食べれば1回の食事OKなサプリ食品ないかなぁ。
サプリメントじゃなくて、食品。
現在市販されている栄養補助食品は、補助的に食べるにはいいけれど、毎日そればかり食べていると、糖質過多で健康を害するらしい。低カロリーにするために果糖が入っているのも気に入らない。皮膚の糖化の原因になるらしいから。

仕方ない、夕飯の支度をしよう。
焼いた鯖と鮭の切り身が冷蔵庫に残っているから、それに大根おろし添えようっと。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hare-tuki.asablo.jp/blog/2020/07/21/9270400/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。